今回は骨髄移植後のクリーンエリアでの生活について書こうと思う。

 

骨髄移植の日から約3週間、私はクリーンエリアの個室で過ごしていた。

個室といっても、一面は壁ではなくロールスクリーンだ。

個室と呼んでいいのか少し疑問だ。

 

そこでの毎日は、体調が悪くて苦しいだけではない。

あまりにも単調で、気が狂いそうになる生活だ。

 

毎日同じことの繰り返し

朝目が覚める。

普通なら朝食を食べる時間だ。

しかし私は吐き気がひどく、何日も何も口にしていなかった。

 

朝食が終わる頃になると採血がある。

血小板が極端に少ないので、採血した後はなかなか血が止まらない。

両腕は青あざだらけになっていった。

青あざで血管が見えにくくなり、だんだん採血しやすい血管も減っていく。

 

朝食の時間が終わる頃になると、毎日決まって39℃前後の熱が出る。

吐き気も下痢も一日中続いていた。

 

一日がなかなか終わらない

午前中は掃除のおっちゃんがゴミを回収に来る。

体調が悪すぎて、話す気力もない。

 

その後は看護師が体調確認に来て、続いて医師の診察だ。

それだけで午前中は終わる。

 

昼食ももちろん食べられない。

午後になってもしんどいのでやれることは何もない。

 

午後3時頃になると熱が1℃ほど下がる。

しかし吐き気と下痢は相変わらずだ。

 

夕方になるとシャワーを浴びに行く。

この時だけ部屋を出る。

部屋とシャワー室を往復するだけだ。

廊下にはデイルームはない。

クリーンエリアから外へ出ることは出来ない。

売店へ行くことは出来ない。

 

夕食も食べず、看護師が体調確認に来て、その日が終わる。

「また明日も熱が出るんだろうな…」

そう思いながら眠る毎日だった。

 

 

体調が良かったとしてもこの生活はかなり辛いと思う。

まして私は熱、吐き気、下痢が続いていた。

気分転換になるものが何もない。

ただ時間が過ぎるのを待つだけだった。

 

血液内科病棟にいた頃は、看護師が頻繁に来てくれて、よく雑談もしていた。

クリーンエリアでは必要最低限しか部屋へ来ない。

来ても私の体調が悪いので、長く話すこともなかった。

 

ある日、

「他の患者さんもこんな感じなんですか?」

と看護師に聞いてみた。

すると、

「私の担当患者さんで、一人だけ毎日カレーを食べてる人がいますよ。」

と言われた。

いやいやいやいや…

カレーって…(;゚Д゚)

そんな人もいるのか!

ものすごく羨ましくなった。

聞かなければよかったかもしれない…

 

またあの症状が…

そういえば、この頃に以前経験した症状がまた出てきた。

ベッドから立ち上がると、膝から下の血管が全部破裂しそうに痛むのだ。

以前、「採血で駆血帯を巻かれた時に腕の血管が破裂しそうになった」あの症状と同じだった。

気になったので担当医へ相談すると、

「安心してください。

血管が破裂することはありません。」

と冷静に言われた。

 

デジャヴ~!!!(゚∀゚)

 

 

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