1888年(明治21年)に建てられ新築祝いには伊藤博文も招かれたという水色の美しい洋館「旧尾崎テオドラ邸」。
招き猫と井伊直弼のお墓があることで有名な豪徳寺のすぐ裏の静かな住宅街の一角にあります(案内図がないので迷いました)。
お名前の通り、テオドラさんはお父さんの尾崎三良がイギリス留学中にイギリス人女性と結婚して生まれた方で、16歳までイギリスで育ったのち、訪日してからは日本と外国を数年おきに行き来し、最終的にロンドンで亡くなられた方だそうです。
老朽化が進んで2020年に取り壊しの危機に瀕したそうですが、漫画家の山下和美さんをはじめとする支援者に支えられて存続が決まったそうです。
その洋館で開催されていた「松苗あけみ展」に行ってきました。
松苗あけみさんは「有閑倶楽部」などの作品で知られた一条ゆかりさんのアシスタントを経て、1970年代後半にデビューし、私も大好きだった「純情クレージーフルーツ」を始め、繊細で華やかな画風が特徴的な漫画家さんです。
会場には原画の他にも実際に松苗さんが使用されているという画材などが展示されていました。一部撮影OKのものもあり、こちらでご紹介させていただきます。
丁寧に描かれた美しい原画にこれが才能あふれるプロの漫画家さんの実力なんだと実感。( ^)o(^ )
ひとつひとつの作品にしばし見惚れ、
何度もぐるぐる回ってじっくり見たのでそんなに大きくない会場でしたが、2時間以上いてしまいました。(^^♪
洋館の作りにも興味津々。
ギャラリーの他にも、カフェ(週末は人気で予約が取れない)や売店も併設されていて、
期間限定のパフェ(食べたかったな)。
売店に飾られていたお馴染みの漫画家さんのイラストとサイン。
嬉しいことにこの日はご本人がいらっしゃっていて、本を購入したら、サインをしてくださいました。目の前でさらさらと魔法のように可愛いイラストが出来上がり、本当に感動しました。(#^.^#)
もともと好きな漫画家さんでしたが、ご本人の穏やかな印象に益々好きになり、過去の作品を読み直しているところです。今回購入した本も読みごたえがありお勧めです。
結局売店でこの他にも絵葉書、缶バッチ、イラストなどを購入して、現在は部屋に飾って眺めて楽しんでいます。(^_-)-☆
今後も様々な企画が開催されることと思いますので、また折に触れて訪れたいと思います。(*^-^*)
テオドラ邸を後にした後は、何度か訪れている豪徳寺へ。
梅や桜、紅葉の季節には訪れたことがありましたが、今回はシャクヤクが綺麗でした。
今回は外国のお客さんが多いのにびっくり。
招き猫のエリアも以前の3倍くらいに拡大していて、様々な方が写真を撮りまくっていました(私もです(^^;))。
ゴールデンウイークの真っ最中ですね。よい週末をお過ごしください。(^.^)/~~~
旧尾崎テオドラ邸お勧めです。