はやぶさとかたつむり | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

体が重い・・・

体重も増えているだろうが(去年より全然動かないからな)、持病のフレア(燃焼)のせいか、更年期のせいか、そこのところに今週は学校皆勤のせいか、はたまた使い慣れない頭を使っているせいか(←たぶんそこだ)。

聞きに行けなかったのだが、「はやぶさ」の開発に関わったJAXAの研究者の講演会があった。ラボの同級生から聞いた話だとやっぱり面白かったらしい。

帰還したカプセルの落下制御は、東京から名古屋に置いてあるリンゴを狙って、それをちゃんとかすめるぐらいの制度で計算されていたとか。

多分、昔のあほな自分は、その裏に物質の選定やら、その成型やら、複雑な計算やら、実験やら、その繰り返しやらの苦労を見せられたとしても、その地道な作業の意味や苦労は理解せずに「すごいなあ」だけで終わらせて、結果だけトリビアのように覚えたことだろう。むかつくなあ>昔のわし。や、今もバカなのは少ししか治ってない。

という訳で今週のわしはかたつむりのようにのろのろと実験機器が記録したデータの解析方法だけ概ね理解した。あと少しわかっていないところがあるが、とりあえず次は必要なデータの切りだしだ。解析は技術的な作業なので、複雑なことを考える必要はないがものすごく細かいので、今後しばらくにき書く気にならないと思う。てか、作業が長く続くとPC画面見るだけでも気が滅入る。


一昨日と昨日、教えてもらったところでわからなかったところを最上級生の先輩にまた聞いた。昨日はお忙しかったと見えて(わし以外にも複数の院生の相談に乗りながら論文執筆中で、しかも例の教授の指導が入っている)、珍しくほんの少しだけいらっとした様子が見えた。さすがに3回同じ説明をさせてはいけない。本当に申し訳ない。

師匠は若干エキセントリックだが、幸いこの先輩のような過剰なまでによくできた方がいらっしゃるので何とかやれている。先輩といってもわしより20歳ぐらいお若い。人間ができるってのは年齢じゃないなあ。50も近いのに何でいろいろダメなのだろうと改めて(何度目だ)がっくり。

死んでしまった相撲兄弟ではないが、やはり辛抱が足りないんだろうな。地道な計算作業や実験作業や失敗とその修正に耐えうる忍耐力は、先に見える結果が見えるからなのだろうが、本当にそれだけで耐えられるのだろうか。

先がなければ耐えられない、というのはわかる。終わりがない介護もいろいろ問題が起きるし。

本日の結論としては、今のわしに必要なのは聡いことよりねちっこさということだな。
さて、がこう行ってきます・・・