におわないゴミリターンズ | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

「におわないゴミ」は、昔相方みかんが経験した冒険小説である。

どうでもいいが「ぼうけん」、と入力したら「剖検」と変換された。

じゃ、「どうてい」は?
・・・「道程」だった。高村光太郎か。そこは解剖つながりで「同定」にして欲しいな。もちろん最早M田は童貞ではなくなったので「童貞」ではいけない。

あ、すみません。
話がそれるのは学生になっても変わらないのでよろしくね。

なんだっけ。におわないゴミか。

そう、最近は内科、外科とも汎論ということで広く講義を聴いている。
講師は皆大学病院の臨床医だ。

失礼ながら恐らく高くないお給料で(でも学費は安くないからそうでもないかも)講義までしていただき、しかも皆さま熱い。

この前は、耳鼻咽喉科というから内科だろう、とのどかな気持ちで出席したら思いきり頸部を切開して顔面の組織も反転させた動画や画像をずっと見せられ、そこは解剖の経験はあるので大丈夫ではあるのだが、思っていたのとのギャップに暫くたじろいだ。

初めから「頭頸部腫瘍外科」と書いといてくれればそのつもりで行ったのに。

産科は話題的にもホットだし、ドクターも熱い。下部消化器外科は内視鏡でのオペも行うが、実は手術費は高いようでもファイバースコープがディスポなので、ほとんど材料費で終わってしまうようだ。それでもやりたいんですよね・・・

日本は命に関わることでお金を儲けてはいけないという暗黙の風習があるので、海外に比して医療費は実は高くない。

ところがわしが今罹っている病気の治療薬は、海外のベンチャー企業が特許を持っているので高い。海外では開発費を回収して儲けるという考えは珍しくない。儲けた金で新しい薬をまた開発するのだから、それは社会貢献と認められる訳だ。

そんな訳でわしと同病の患者さんは、値段は海外級の薬を使っている人が結構多く、当然文句も多い。

医者が高い薬を勧める訳は、病気の自覚症状を抑える効果は実は半分ぐらいなのだが(そこが問題だ)、圧倒的に障害者になる可能性は減るからだ。
さすれば、結果的に社会的資源への負担も減る。

そこをはっきり言う医者もいるにはいるのだが、正直言うと少ない。使わないと障害者になる可能性が多いですよとは言えないのだろう。結構日本の医者は優しいのだな。・・・実は甘いのかも。

患者であるわしなら言えるぜ(ぼそ)


・・・なにが「ごみ」なのかは言わない方向で。