経頭蓋磁気刺激で脱抑制にさよなら? | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

世の中ごおるでんうぃーくというものがあるらしいが、わしは通常勤務だ。もう連休の味なんて忘れてしまった。昨日一緒に帰った医師免許をもったおっさん(と言ってもわしより若い)が「連休も正月も出勤か・・・」とつぶやいているので
「回復期なんだから当たり前でしょ、あたしだって出勤だもん」と当然のように返す。

その医師免許をもったおっさん(脳外科医・リハ医修行中)から勉強会で
「経頭蓋磁気刺激治療のモニターにならない?」と誘われる。
脳卒中の夢の治療法みたいにテレビで放映されたらしく、出ていた某大学病院の外来は予約が取れない騒ぎになっているらしい。当院も東北大学との提携で健常者で実験をしている。但し治療法自体は20年前からあるもので、それがまだ一般化していないということは・・・(以下略)というのが多くの脳外科医の見解のようだ。

そんなもんの実験台になりたくないので同じ勉強会に出ていたわしの病棟の主治医(大学助教授も勤める脳外科医)に

「せんせー、何とか言ってくださいよ」と助けを求めると、

「うさぎさん病棟(仮)の貴重な戦力だからダメ」
と助け舟をもらえる。

医師免許を持ったおっさんが言うことには
「お前、少しぐらい脳に抑制かけた方がいいぞ」だそうだ。
なるほど、確かに酒においては脱抑制気味ではあるな。

しかし昨日はそれ以上に抑制かけちゃろうというヤツが現れた。

一日きりきり働いて次の日曜のスケジュールをOTと話し合っている時、スタッフルームに

「さんでいさん」とMSW(美人で頼りになるが時々ぬけている)が飛び込んでくる。

や、退院が見込まれる患者様に何かあったか?と身構えると、メモを見ながら

「患者様の○○さんからあ、さんでいさんの若い頃の写真がものすごく美人だから見に行った方がいい、と言われました」

そんなことメモ取らんでもよろしい(がっくし

担当OTに「あの患者さんの暴走を止めてくれ」と言ってみると
「無理です。」ときっぱり断られる。

そもそも若い頃のわしの写真など見たことない癖になんでそんな思い込みをするのか。誰かが変な刷り込みをしたに違いない、と突き詰めていくと
デリカシーがないと評されている2年目のPTがわしの話をしたらしい。

頭にきたので呼び出して次の装具症例検討会で発表させることにした。
「それはパワハラでは」と言われたが、磁気に変わってお仕置きよ。