一昨日右手首が痛いのをこらえながら「病気じゃないから休めないじゃん」と臨床をしていて、まあこんな状況を何回も乗り切ってきているんだから大丈夫だべ、と思っていたのだが、夕方には左肩が痛くなってきた。帰りには着替えるのも一苦労するほど。
昨日、雪で電車が遅れて遅刻寸前でたどり着いたわしをみて失笑がもれる。
「どうしたんですか?それ」
「痛いのでとりあえず固定しています」三角巾をしているわし。
「それで病棟に行かれると困るんですけど」と主任。
「そうでしょうね」他人事じゃない。
「働けるんですか?」
「わかりません。でもどっちにしても診察受けないといけないと思ったので来ました」
「そうですね、受けてください。それまでどうしますか?」
どうしますもくそも人手が足りないのだ。重介助の患者様は人に任せてとりあえず働く。
運良く午前中に整形で空きが出て、先生に経過を説明すると
「一応画像は撮るけどまあ、間違いないね。」
「やっぱ五十肩ですか」
「うん。屈曲してみて?」
「自動はこんなもんです」
「30度。もう痛いの?ひどい炎症だね。外転は?親指上げて・・・20度。そこから親指下げて」
「痛。」ここで肩関節内旋は無謀だろ医者、というかわし。
「これじゃ働くのは無理だね」
「そのようですね」他人事じゃないから。
「注射打っとく?」
「そうします。人遣いの荒い病院が休ませてくれないので」
「そうみたいだね。ステロイド、どれにする?」
知らん。
「痛みは注射で取れると思うけど、」
「使いすぎるな、ということですね」
わしもPTなのでオーバーユースで何が起きるかぐらいは知っている。
「そう、でも無理だよねえ」
「無理ですね。うちの病院じゃ」
「痛いの痛いの飛んでいけ・・・実はこれが一番効くんだよ」
うちの整形は結構人気があるのだが、時々このように心配だ。
診断が出たら、今日は休んでいい、とお許しが出て人員も確保してもらった。診断がない痛みには容赦ない癖にな(ぼそ
慎み深い若い者には「そんな五十肩なんて、、、せめて四十肩と言って下さい」
と言われたが五十肩(正式名肩関節周囲炎)は五十肩だ。
手首と肘は痛くしても肩は初めてなので軽いショック。
少し前までは初めてのことは挑戦、だったのだが最近は踏みこたえられなくなって負傷、つまり老化を示すことが多い気がする今日この頃。