土日は横浜まで糖尿病の勉強に行ってきた。400人ぐらい入ってる広い会場に恐らく半分以上はナース。200人以上のナース。講義内容はまあ試験のためのものだから、普通。
但し前々職あたりの理事長の話は面白かった。その代わり試験のことはそっちのけ。
そこで糖尿になった場合の心理面のフォローの講義で、さんざんぱら
「このままだと失明ですよ」とか
「ほおっておくと切断ですよ」とか
本当でも言うべきではない。という話ではあったのだが。
(患者さんの病気受け入れステージにもよりますけどね)
わしのとある患者さまのわがまま度が半端なくアップして病棟では困っている。
主病名はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、別名「タバコ病」とも言う。
「さまざまな原因、特に喫煙により肺に慢性炎症が生じ、これにより、肺胞の破壊や気管支粘液腺の肥大が起き、その結果息切れを生じたり、咳嗽や喀痰が増加する病気」出典:ウィキペディアの通りで、HOT(在宅酸素療法)を経て呼吸状態が急性増悪して肺性心不全となり救急病院より当院へ。
However,(英語になってしまうのは別の患者さんの影響だ)確かに自分は苦しいかもしれんし、死の恐怖はよくわかるんだが、はっきり言って病気の因果関係ははっきりしている。ご本人も原因はタバコ、と認めている。そう、自分のタバコ好きのせいで今苦しんでいるんですよ。そのぐらいじゃまだ死にません。だからうちのスタッフに当たるのは止めてください。
と、言っても何の解決にもならないから絶対患者さんには言いたくても言わない、わしもプロの端くれだからな。
その分ここで言っちゃうぞ。
呼吸リハの女王・S野先生(美人)は熱烈に禁煙すべきだおっしゃるが
わしはどうしても止めろとは言わないけどな、
タバコ吸い続けてると将来酸素タンク背負うことになるよ。
それでも息できなくなって喉に穴あけたり(気管切開)苦しくて陸上で溺れるようになるよ。
ぶっちゃけ呼吸器疾患ほど苦しい死に方は、そうないと思う。
喉の穴(気切孔)から痰を引かれても痰がからんで息できないし、リハの人や看護師は痰引きながら胸ぐいぐい押すし膨張した肺に心臓圧迫されて体中むくむし。
結論:つまるとこ、患者さんの痰よりわしのストレスが溜まっているんだな。ダメじゃん。