土曜は病棟で怒涛の送別会、日曜は二日酔いで暮れた週末、明けた週初にいきなり定期を落としたり(落とした場所が病院の前で良かった)、IDカードを落としたり(院内で良かった)薬剤コントロール良好な患者さまが訓練中に痙攣発作起こしたり(痙攣には慣れてるが臥位だったので良かった)なかなか素敵な週の始まりである。
そして大きな声では言えないが、某Dr.が体調不良で無期休養入りとか。
恐らくわしの知る限り(零細企業や個人営業はわからんのだが)ある程度の大きさの企業の中では医者より明らかに大変と言えるのは総合商社のエリートぐらいと言えるほど勤務医は大変だ。年収は高いかもしれんが夜勤はあるし仕事やりかけで帰れないし時給換算では決して給料は高くない。
が、変化に富んだ一般内科病棟とは言え所詮は老人病院で外来も担当せず、担当患者12人に増えたぐらいで体調不良、はっきり言えば心が折れるってのもなあ。羞恥心かよ。しかも診断(決断)できずに看護師やリハのいいなりじゃあ何の為にわしらよか給料3倍貰ってんだよ、だから療養出身は・・・と看護師と話していて、ふと気付いた。
一般内科で元気に働いてらっしゃる先生方は外科出身か大手の大学病院出身。何のかんの言ってMっぽいまでの追い込まれ好き、というか追い込まれてこそ処置と決断力を発揮してくれる。ところがよくわからんのだが件のDr.は他の先生に言わせると専門がなくても卒業できた時代の人らしくて(説明聞いてもよく理解できんかった、てかよく聞いてなかった)卒業後もほぼ老健や療養病棟勤務だったようだ。環境の所為で忙しさに対応できなくなったのであれば気の毒にも思えるが同じ給料でメンターとして尻拭いさせられる他のDr.達の方が気の毒であったと思うぐらいいろいろ問題があったらしい。
ところで。わしは療養病棟では全く役に立たなかった。それをリスクの高い一般病棟に送って大丈夫なのか、という一部先輩方の心配を裏切って当院ではリスク管理が得意なPTになりました、めでたしめでたし。じゃなくてわしは追い込まれないと力を発揮できないのじゃないか?
そんな訳で「週が明けたら患者さんが6人増えてたんだよ」とぶつぶつ言ってるDr.Tに同情しながらも心の中で「せんせー、追い込まれた方が仕事できるんだもん」とつぶやきながら業務リーダーに「新患まだ取れます」とアピールしてみる今日この頃。