今日は祖父の命日だ。もう22年目か。
祖父は、確か亡くなる2日前に目黒の実家から埼玉に小さなバラの家を買った親父の所にやって来た。
・・・お小遣いをせびりに。ところが親父がいなくて家にお金がなかったので
(当時のニッポンでは給料袋を家に持って帰ってきたおとーさんの力はまだ強かったのだよ)
ぶりぶり怒りながら目黒に帰った。
で、帰った次ぐ日かその次の日ぐらいに倒れたもんだから「うそー」と言ってるうちに
すぐ死んでしまった。大血管の破裂だったようだ。
一昨年の暮れ倒れた私の親父は死に損なって、現在は呆けたように一日家虫ででかい音でテレビをつけて
がーがーしゃべって昼から酒を飲んでいる。
でも今更学生をやってるバカ娘に正月には小遣いをくれる。
・・・親にたかるのはもう辞めたいのだが、つい。(恥)
クズな親でも生きているのはありがたいものだ。学校を出たらちったあ
孝行するつもりだからもう少し頑張ってくれ、父ちゃん。
しかし親父は、毎月の小遣いを使い果たして追加融資を母親にもらえない場合、
弟にこっそり小遣いをせびっている。
本日の結論:血は争えない。