先日書きましたTPPに関する記事です。



なぜ『時間を稼ぐ必要があるのか?』

という所に注目しましょう。





その前に、TPPに後から参加表明した

カナダ・メキシコはある念書にサインさせられています。



それは

『交渉を打ち切る権利は、当初に参加した9ヵ国にしか無い』

(カナダ・メキシコ政府に決定権は無し)


『既存の9ヵ国で合意した事柄は変えられない』

(後から参加した国はすでに決定した事項は再協議すら認められない)


更に補足として

・アメリカのUSTRは、今年末までにTPPの協議を終えると発表

・TPPの交渉はあと3月・6月・9月の三回のみとなります。

・参加表明しても、アメリカ議会で参加OKを出されるまで90日間かかる


現時点で日本が参加表明しても、

9月に行われる最後の1回しか協議に参加できない


はい、もう手遅れですパー



たった1回の交渉で、日本にとって損でも、

すでに決まっている事は変えられない状況下で、

TPPに参加するのになんのメリットが有るのでしょうか??


ちなみに、上記の件は昨年の6月

つまり、民主党政権ではすでに分かっていたことでありますが、

経済産業省と外務省、つまり官僚主導で進められたこと。

政治主導と言いつつ出来なかったため、進んでしまった。


経済産業省=グローバリズム大好き





先月の日米首脳会談にて、オバマ大統領から

聖域なき関税撤廃はしない、聖域はあるという言質を取りましたが、


オバマには米国を代表してTPPをどうするこうすると言った権限はそもそも存在しない。


TPPに関しての決定権を持っているのは米国に於いては米国議会である。


安倍総理は首脳会談でも明らかなように
『自民党が以前より出している6項目』は国民の総意であるから

これが守られない限りはTPP参加は難しい。


と日本国の立場を述べただけである。



仮にマスコミ達が言うように参加表明をしたとしても、

西田さんをはじめとする、TPP反対派が必ず止めに入り、時間が稼げます。

※TPP反対派の数は6割以上の多数派です。




時間を稼ぐとどうなるのか?


↑にも書きました通り、アメリカ議会に参加表明しても90日かかるので、

7月に入ってしまえば9月にある最後の協議にすら参加出来なくなります。


7月は参院選も有りますので、

日本としてはそれどころではありませんしね。




ここは日本特有の

『ハッキリしないのらりくらり作戦』

野球で言うならかわすピッチングに期待しましょう





アメリカの国民はどうなのかというと


アメリカ国民は反対ですよ



TPPの交渉は水面下で行われていたため、

アメリカの国民もあまり理解していませんでした。

しかし陽の目に出てきたらアメリカ国民は反旗パー


当然ですね。

1%の大企業だけが権利を増幅させ、

残りの99%は搾取されるだけ。

(なんか陰謀論みたいだな・・・)


とにかく、信用できないアメリカの信用できる部分

つまり、メディアなど公の場に警鐘を鳴らす方がきちんと出てくる所。


http://www.youtube.com/watch?v=HLVKAalmD48

↑アメリカ市民団体がTPPについて報道した驚異の内容とは↑


今年中にTPPを締結させたいのは、こういうのがバレてしまい、

反対意見が益々増えるっていうのもあるんじゃないかな?


知った国の国民はどんどん反対するでしょう。


日本が優柔不断(いい意味で)で遅れれば、

少なくとも日本が巻き込まれることは無くなる可能性はある。

(参加国には悪いけどね)







http://www.youtube.com/watch?v=XltdAvCy5Aw

↑こっちは三橋さんの5分で分かるTPP問題↑


TPPは貿易では無く、主権の問題。

農業、ましてや米なんて極々一部。







TPP反対の声を上げて、

政治家たちを動かそう。


基本的には政治家は国民の声をシカトは出来ない。

特に地元の声は強い。


自民党内からTPP反対の声を上げて頂き、

TPPを時間切れにしてしまおう。



アメリカ圏を含め、TPP参加国と繋がりのある方は、

日本の国民もTPP参加には反対している旨を伝えて欲しいです。




昨日の記事でもTPP参加を遅らせようと書きましたが、

正直交渉参加には踏み切る可能性は高いと思います。


それでもTPP参加反対の声を上げましょう。

耐えて参院選にて過半数以上取って勝てば、

晴れて日本のターンが来ると信じてます。