サブリエル・マシアスVSリアム、パロ(IBFSライト級) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

先週日曜日のDAZNプエルトリコ興行のメインイベント。

アンダーカードに井岡一翔に敗れたジェイビエール・シントロンの再起戦が組まれていたが放送枠に入らなかった。残念。


強打の王者 サブリエル・マシアスがオーストラリアの挑戦者 リアム・パロを迎え撃つ。


初回、サウスポーのパロが右ジャブを上下に打ち分ける。マシアスは様子見が長く、ほとんど手を出さない。

初回もラストラウンドも同じ1ポイント。
何もせずにポイントを奪われるのは勿体無く思う。

2ラウンド、マシアスの左フックがヒットするが、手数はパロが多い。

3ラウンド、ガードの上を叩き合う。威力はマシアスが上回り、ラウンド終盤、パロを後退させる。

4ラウンド、クリンチが多い。共に離れ際に手を出す。攻めるのはマシアスだがパロの左アッパーもよくヒットする。

5ラウンド、パロはアウトボクシングでマシアスを捌く。このラウンドも左アッパーがヒット。

6ラウンド、マシアスが攻める。パロはガードを固めて嵐が過ぎるのを待つが、ガードの上からでもダメージを受けている。

7ラウンド、ラビットでパロは減点1。これは厳しい。マシアスは攻勢を強め、右フック、右アッパーをヒット。

私はこのラウンドでマシアスが勝つと思った………が自身の見る目の無さを嘆く。

8ラウンド、マシアスの左ボディが良い。パロの後退が目立つ。

9ラウンド、パロは足を使いながらボディに狙いを定める。このラウンドからマシアスは失速する。

10ラウンド、パロの右ジャブが次々ヒット。マシアス、前に出ようとするが疲労からか馬力を感じない。
この辺り、勝ち星が全てKOであるマシアスの経験不足を感じる。

11ラウンド、接近戦で打ち合う。正確さ………と言うよりポジション取りでパロが上回る。

ラストラウンド、パロは足と右ジャブを使って逆転の一発を許さないまま試合終了。

判定はユナニマスでパロ。

オーストラリア人の王者誕生は日本勢を挑戦者に選んで貰えるかもしれない。平岡アンディ、李健太にはチャンス到来だが、平均値が高く敵地でも物怖じしない強靭な精神力を持つ新王者だ。