新米プロモーターの悪戦苦闘 | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

前回の続き………なのかな?


拙blogは感じた事をとりめとなく書く。即ち備忘録としても書いているので、今回は特に意味不明の内容に思える方が多いと思う。

意味がわからない人は読み飛ばしてくださいm(__)m

せっかくお越し頂いたのに申し訳ありません。


帝拳&大橋連合とABEMATV組、今の日本で世界タイトルマッチを開催出来るのはこの2グループのみ。

厳密にはABEMATVは亀田プロモーションと志成に分かれるので3グループ。

帝拳&大橋ジムは不可分。少なくとも世界戦は必ず共同プロモート。


少し前までは畑中ジムも世界戦を開催していたが、今や帝拳プロモーション傘下。ABEMATVは井岡一翔が引退すれば、勢いを失った3150fightしか残らない。


亀田、ここ数年、新米プロモーターとして頑張っていると思う。だが、日本では選手を育てたジムの立場が非常に強い。力石の件でその事を実感しているだろう。


約30年前、ジョー小泉氏がワールドチャレンジャースカウトなる興行を打った。





ボクシングファンからは好評だったが、ジム会長達からは


「選手を育てずに美味しい所だけ持って行く」


との反発を受け、ジョー小泉氏のプロモート興行は3回で終わった。実に豪華なカードが並んだのだが………。


日本ボクシング界は30年前から何も変わっていない。

出る杭は打たれ、選手を育てたジム会長が立場的に強い。


また、この狭い業界、良い話も悪い話もすぐに広まる。亀田は人脈と信頼(と言うより実績?)の無さがマッチメイクでここまで逆風になるとは思わなかっただろう。私も金さえ積めばどうにかなる………と思っていたが間違っていた。


亀田自身、手探りでプロモーター業を始めたからか、スタッフ集めの段階で失敗した様に思う。幾ら世界戦開催をした事のあるジムのマネージャー経験者とは言え、他のジムを怒らせる様な人を採用している様では………結果的にこれが有力選手離脱を招いた。


亀田は昨年までの華々しい興行は暫く出来ないかもしれない。

だが、名古屋でダブル世界戦、滋賀で初の世界戦を実現予定。また、西田凌佑と重岡兄弟を世界王者にしたのは間違いなく亀田とABEMATVの功績だ。

六島ジムと色々あると聞くが………亀田でないとロドリゲスVS西田は日本開催は難しかったと思うし、和解を期待したい。


今のジム制度に風穴を空けようとして悪戦苦闘中の亀田。リングの上から

「世界戦を組んでください」

と西田凌佑、力石政法に懇願されていたのは昨年の事なのにもう懐かしい。


同じく新米プロモーターの伊藤雅雪もうまく行っているとは言い難い。


旧態依然とした今の体制は権力の一極化を招き、既に世界王座は返上と決定戦を繰り返す大手傘下のたらい回しになっている。


新規参入の難しい業界。今の体制は5年も持たないと思う。好きか嫌いかは別にして、亀田と伊藤には頑張ってほしい。