【後編】日本版垣根を越えた対抗戦 | ボクシングライフW

ボクシングライフW

趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

前回、前々回の続き。


●Sフェザー級

ABEMATV  力石政法

帝拳&大橋  尾川堅一



バンタム級と並ぶ好カード。

力石が3150fightから離れた件はとりあえず横に置く。マイケル・マグネッシ戦は3150fightとは別枠でABEMATVが配信した。

イタリアでの大逆転KO劇を魅せた力石。対する元IBF王者  尾川。実力伯仲、と言いたいが………いざ対戦すると尾川が勝つと思う。理由は相性。尾川はサウスポーを得意とする。


数ヶ月前、尾川チャンプと食事を御一緒した時、

「右より左の方が戦いやすい」

と仰っていた。実際にデビン・ファーマー、アジンガ・フジレと言ったサウスポー相手に結果を出している。

力石は素晴らしい大逆転KOをイタリアで魅せてくれたが、マグネッシ相手に危ないシーンの連続だったのも事実。

尾川の年齢やブランク、肩の手術等、気になる要素もあるが今なら予想は迷わない。


●ライト級以上


妄想に値するカードがない。

井上尚弥が言う通り、やはり日本は軽量級大国であった………見方を変えれば中重量級不毛国とも言えるのだが。


結果、5勝3敗で帝拳&大橋の勝利。

選手層の分厚さが違ったが、ABEMATVは(私の妄想では)善戦したかめもしれない。


さて、挙げたカードは全て妄想に終わるのか、いつか実現するカードなのかはわからない。


だが、好カードの実現を端から諦めざるを得ない現状は健全とは言えない。垣根を越えた対戦が当たり前に実現する世界になってほしいが………日本はそれが難しい。


更に続く。