尾川堅一に悪夢を見せたジョー・コルディナがサウジアラビア興行のセミセミ。対するアンソニー・カカーチはIBO王者。
尾川と力石政法を擁する日本ボクシング界には気になる試合。
初回、互いに速い左を突く。コルディナの左ボディがやや優勢。
2ラウンド、コルディナのジャブから右の繋ぎが速い。カカーチは接近戦では五分に戦えているが、離れるとスピード負けする。
3ラウンド、レフェリーのブレークの際にカカーチの左フックが炸裂。カカーチ、ここぞとばかりに猛連打で追撃し、右アッパーを浴びせてコルディナはダウン。
4ラウンド、コルディナにダメージは残っているが単発ながらも左を返す。
5ラウンド、接近戦で互いに右アッパーを突き上げる。よりダメージを与えているのはカカーチ。
6ラウンド、ガードを固めるコルディナにカカーチは襲いかかる。コルディナの身体が揺れる。
7ラウンド、カカーチの猛攻は続く。コルディナ、ガードを固めて堪える。
ストップの機会を窺っていたレフェリーはついに試合を止める。
カカーチ、IBF.IBO統一王者に。
IBO王者が統一戦でメジャー四団体の王者に勝つのは好ましくない………と個人的には思う。