東京ドーム四大世界戦第三試合。
強打の武居由樹の世界初挑戦。相手は日本に縁のあるジェイソン・マロニー。
初回、長身サウスポーの武居はロングレンジから長い右ジャブ、左ボディを放つがローブローが多い。流石にレフェリーは注意。マロニーは手を出し難そう。
2ラウンド、武居はローブローで減点1。それでも構わずボディを狙う。マロニーは手が出ない。
3ラウンド、武居の左ボディが良い。マロニーは何がしたいのかわからない。
4ラウンド、流石にマズイと思ったのかマロニーは前に出る。だが武居の右アッパーがヒット。マロニーはロープに詰まる。
5ラウンド、マロニーはやり難そう。武居は自分のペースで戦えているのでスタミナのロスは少なそう。
6ラウンド、マロニーは接近戦に方向転換。ラウンド終了間際、武居の右フックがヒット。
7ラウンド、マロニーはこのラウンドも前に出ようとはするが、武居の右手が邪魔で踏み込みが甘い。
8ラウンド、軽いながらもマロニーの連打がこの試合初めてヒットする。
9ラウンド、バッティングで武居はダメージを受ける。幸いカットはない。
10ラウンド、武居の左ボディが良い。マロニーは何がしたいかわからない。
11ラウンド、武居が足を使う、マロニーは翻弄される。
ラストラウンド残り1分30秒、ようやくマロニーが前に出る。マロニーの左右フックが次々ヒット。武居は逆転KOのピンチを迎えるがゴングに逃げ込み試合終了。
判定はユナニマスで武居が新王者に。
武居には戦いやすく、逆にマロニーにはやり難い事この上なかったと思う。
ラストラウンド以外、常に自分のペースで戦えた為、武居のスタミナは問題無かった。
だがこれからも過酷な減量を続けるのはあまり感心しない。
ベストウェイトでベストパフォーマンスを見たい。