東京ドーム四大世界戦の3試合目。
キックボクサーとして名を馳せた武居由樹がWBO王者ジェイソン・マロニーに挑む。
拙blogの読者様のスマホやパソコンには【あなたへのお勧め記事】としてボクシングの記事が頻繁にアップされると思う。普通の人はそうでもないのが悲しいが。
先日も「ルイス・ネリが一週間前のウェイトをクリア」、との記事がアップされていた。
だが本当にウェイトを気にしなければならないのはネリではなく、武居の方ではないだろうか?
まだ、バンタム級で戦った事がなく、キャッチウェイトで戦った2試合もOPBFSバンタム級王者時代に比べて身体の厚みが無くなっている様に感じた。
前日計量になってから、1日で(実際は1日半)随分とウェイトを戻す選手がいる一方、あまり変わらない選手もいる。武居は小さくなった身体をあまり戻している様には感じない。それでも破壊的パワーで8連続KO中。ワンパンチの威力は魅力的だ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240501/18/sun-ocean-mountains/cb/22/j/o0983076215432997860.jpg?caw=800)
対するマロニーは井上尚弥との対戦で知られるオーソドックスな選手。以前は日本的なボクサー型だったが前戦ではサウル・サンチェスを相手にファイター型になっていた。
デビュー間もない頃からマロニー兄弟を見てきたが、穴がない代わりに怖さのないスタイル。
ただし、直近2試合のサンチェス戦、ヴィンセント・アストロラビオ戦を見る限り、反応に衰えを感じる。井上兄やエマヌエル・ロドリゲスと戦った頃の方が強かった。
勝負は武居次第。バンタム級の武居の出来がよく分からず、予想が難しい………いやそれ以前に予想出来ない。
ただ、長身サウスポーの武居はマロニーにとってやりにくい相手に思う。逆にマロニーは平均値の高いボクサーであるが特別な武器はなく、やりにくさはない。
何が起こるかわからない、これもボクシングの醍醐味だ。