5月6日、東京ドーム4大世界戦を盛り上げるムック誌が発売されている。
1480円とは強気の価格。
ボクシングを盛り上げる為の出版は大歓迎だが………慌てて読んだが流石にこれは酷い。
もうボクシング誌ではなく旧井上マガジン編集部の趣味誌。
商業誌なのに【(笑)】をインタビュー記事で使う。
しかも、相手の表現ではなく、インタビュアーの台詞に。これが日本の数少ないボクシング記者の筆力か………いや、この人達はもう記者でもマスコミでもないのかもしれない。
ボクシングファンですらない。
ボクサーファンだ。
辰吉マガジンだった頃も酷かったが、当時はもっと文章に品格を感じた。ライターは同じ方が多い筈だが書いてる事が昔より薄っぺらい。
辰吉と違ってよく言えば真面目、悪く言えば面白い事、盛り上げる事を言わないボクサーなのだから。
◯◯が表紙だと売上が上がる………なんて事から目先の発行部数に食い付くのは利益の先食い。ボクシング界と言う市場を育てるのを怠った。
だから廃刊になったんだ。そう感じずにはいられない。