【後編】出来ない事をやろうとしない方が良い | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

前回の続き


ケース④17歳未満の対応


後の日本Sフライ級王者  奥本貴之がパイオニアかもしれない。幼くしてタイでデビューした後、日本国内デビュー戦をIMPホールに見に行った。結果は判定敗け。


日本でプロデビュー出来ない17歳未満のプロ志望者がタイやフィリピンでデビューするケースがある。JBCの管轄じゃないから事故が起きようが関係ない………と言うスタンスなのだろうか?


しかし、彼等はJPBAに加盟する日本のジムで練習を積み、ジムの協力で若くして異国のリングに立つ。JPBA会員のジムの練習生が事故にあっても、海外ならJBC管轄外なので知った事ではない………それがJBCとJPBAのスタンスなのだろうか?


ケース⑤A級ライセンス、B級ライセンス


一応、ルールではC級4勝(引き分けは0.5勝)でB級昇格、B級2勝でA級昇格となっている。

4回戦しか経験した事のなさそうなタイ人が普通に日本でA級ボクサーとしてリングに上がるのは何故?


偉大なるシーサケット・ソールンビサイはデビュー戦で八重樫東と8回戦を行った。これはありなのだろうか?


そう言えば那須川天心の次戦は8回戦だとか。


A級昇格の基準を満たしていないが日本2位に勝ったのだし、悪いとは言わない。しかし、それならA~C級ライセンスに分ける意味はどこにあるのだろうか?


ライセンスなんて関係無く、プロモーターが面白い試合を組み、実力差が顕著だとJBCが判断すれば試合中止を勧告しては?


JPBAの最大の仕事にして日本の誇り、全日本新人王は選手の勝ち星によって決勝は5回戦だったり4回戦だったりする。これこそライセンスをA~C級に分ける意味に疑問を感じる。


日本ボクシング界には多くの課題がある。前向きに考えれば良くなる可能性を秘めている。

だがここで大麻ルールなんて法にもルールにも、人種的にも眉を潜めたくなるルールを作っても………どうせ何も管理出来なくなる。


新しい課題の前に既存の問題を整理してほしい。