豪華四大メインイベントの1試合目は日本ライト級頂上決戦。元アジア三冠王 吉野修一郎に元OPBF王者 中谷正義が挑む。いや、両者の実績を考えれば中谷に吉野が挑むのだろうか。
もしかしたら吉野にとって中谷は初めて戦う自分より長身のボクサーかもしれない。
だが中谷はスタンスを広めに取るので目線はあまり変わらない気がする。
フィジカルは中谷が、技術は吉野が上回る………と書きたいがロペス、ベルデホ、ロマチェンコに比べれば吉野の技術は如何にも日本的。即ち意外性がない。
序盤、吉野は左を突いて対抗するだろう。しかし、中谷のジャブも速くて長い。伊藤戦で採点はともかく序盤は劣勢だった吉野。
伊藤よりプレスの強い中谷相手に吉野が普段通りのボクシングが出来るかは疑問。
予想は終盤、中谷のKO勝ち。
吉野を過小評価するつもりはないが重ねたキャリアが違い過ぎる。また、中谷が苦手とするのは足を使う相手であり、正統派の吉野はやり易いと感じる。
デビン・ヘイニーが四団体統一王座を返上すればライト級は決定戦祭(嬉しくない)。その時、決定戦出場は難しくても新王者に挑戦出来る世界ランクを確保したい所。
日本ライト級最強を決めるのに相応しい戦いを期待したい。