懐かしい場所に やってきた
キミとの思い出の場所
別れてから一度も来なかったのは 未練でダメになるボクが見えたから
あれからもう二十年
キミもボクもそれなりに年をとった
今いる場所で 精一杯生きている
もうそろそろいいよね・・ ホントウの心を打ち明けても
そう思って ここに来たんだ
幻だろうか あの頃のキミが防波堤に座っている
思わず呼んでしまったよ キミの名前を・・
驚いた顔でボクを見つめる彼女
『母を???』
思いもかけない偶然?
それとも・・??
『隣 いいですか?』
それっきり黙ったまま 二人海を見ていた
まるでキミと一緒にいるようで
不思議な 幸せな 時間
しばらくして彼女はこの場を去った
キミと同じ香り・・覚えてるモノだ・・
『お母さんは今??』 そう聞けなくて
小さな会釈で彼女を見送った