【御陵とは?】

天皇・皇后・皇太后・太皇太后のお墓のことです。



吉備津神社の裏山の山頂に築造された

前方後円墳「中山茶臼山古墳」には

「大吉備津彦命の墓」という伝承があります。


二重の囲いがあり、奈良の崇神天皇陵に似たつくりとなっています。



大吉備津彦命(オオキビツヒコ)

・御  名:彦五十狭芹彦

・生没年:生没年不詳

・続  柄:(父)孝霊天皇、(母)皇妃倭国香媛命



孝霊天皇の第三皇子であり、崇神天皇の代に四道将軍の一人として山陽道に派遣された。

しかし派遣後間もなく、天皇の叔父である武埴安彦が謀反を起こしたため、同じく四道将軍の一人である大彦と共にこれに向かい、反乱軍を制圧した。

乱後、改めて山陽地方へ向かい、吉備国を中心に山陽を平定した。

また、この後、出雲振根(出雲国造)が天皇の要求に応じなかったため、王子の武渟川別と共にこれを討伐した。

以後子孫は吉備国に土着し、吉備国造の始祖となった。

伝説によると、当時吉備の鬼ノ城に住んでいた温羅という鬼を討伐し、その際に犬養建、楽々森彦、留玉臣という三人の臣下を従えていた。

鬼退治に、三人の従者・・・。

かの有名な桃太郎のモデルは、この吉備津彦さんです。



大吉備津彦命の御陵にお参りさせていただいた際に

立ち入り禁止区域の御陵内を清掃されていた方が

「陵墓に直接お参りさせてあげたいけれど、決まりでできないんだよ・・・」

と伝えてくださり、さらにこんなお話をしてくださいました。

「柵の外と中では、気温が違うんだよ。冬は暖かくて、夏は涼しいんだ」

「御陵に近づくほど、繊細で澄み切った気が満ちているんだ」

「清掃していると、気が違うことがあって、本当は入ってはいけない場所に誰かが立ち入ったことが分かるんだ」

伊勢神宮の御垣内参拝(正式参拝)のように、立ち入る人がとても少ない神聖な祈りの場所。

だからこそ、波動が乱れたと気づけるくらい繊細な気を保っているのだと感じました。

何気なく話してくださったのですが【波動のヒミツ】がつまった言葉でした。

11月の九州神社参拝あたりから、御陵にお参りさせていただく機会が増えています。

神社だけでなく、御陵での気の違いにも注目していきたいと思います。



あなたの開運を心からお祈りいたします。