「ことだま」では、同じ響きを持つ音は、似たような意味を持つと考えています。

一方で、音が同じでも、漢字が違うと働きは変わってきます。

たとえば、「しごと」

し‐ごと【仕事】

1 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。「やりかけの仕事」「仕事が手につかない」

2 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。「将来性のある仕事を探す」「金融関係の仕事に就く」

3 したこと。行動の結果。業績。「いい仕事を残す」

4 悪事をしたり、たくらんだりすること。しわざ。所業。「掏摸(すり)が集団で仕事をする」
5 《「針仕事」の略》縫い物。裁縫。

《「し」はサ変動詞「す」の連用形。「仕」は当て字》

~デジタル大辞泉~

「仕事」の「仕」とは、つかえること。

仕組み、仕掛け、仕方などがあらわすように

おおやけに仕えるのが、「仕事」。

これを、「志事」という漢字におきかえると

「志」は、ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標という意味。

「立志」という言葉もあるように・・・

生きる上での目標を立て、それをなしとげようとすること。

自分が心に決めた強い気持ちを実現していくのが、「志事」だという気がしています。

何かを作り出す、または、成し遂げるための行動として「仕事」を学び

志をたてて「志事」を行ない

最後には、社会に奉仕・還元していく、自分の意思をこえた「仕える事」にたどりつく。

漢字とことだまをあわせての読みときから、そんな風に感じています。




あなたの開運を心からお祈りいたします。