「シン・ゴジラ」と「X-MEN:アポカリプス」を観ました。



いろいろな見方があると思うのですが・・・

個人的に、この2つの映画の共通テーマは

再生をする為に、一度全てを破壊する「たたり神」だと感じました。

【祟り神(たたりがみ)とは?】

祟り神(たたりがみ)は、荒御霊であり畏怖され忌避されるものであるが、手厚く祀りあげることで強力な守護神となると信仰される神々である。

恩恵をうけるも災厄がふりかかるも信仰次第とされる。

ちなみに

「シン・ゴジラ」のコピーは、「ニッポンVSゴジラ。」

「X-MEN:アポカリプス」のコピーは、「最後の敵は、神。」


です。

~「シン・ゴジラ」あらすじ~



東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。

首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)が、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。

その後、海上に巨大不明生物が出現。

さらには鎌倉に上陸し、街を破壊しながら突進していく。

政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し“ゴジラ”と名付けられた巨大不明生物に立ち向かうが…。(シネマトゥデイ)

~「X-MEN:アポカリプス」あらすじ~



「X-MEN」の前日譚を描いた「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」「X-MEN:フューチャー&パスト」のシリーズ続編。

人類の文明誕生以前からミュータントの力を使い、神として世界を支配していたアポカリプスが、数千年の眠りから目を覚ました。

人類の文明が間違った方向に発展したと考えるアポカリプスは、世界に新たな秩序をもたらすため、マグニートーらを従え、世界の破滅を計画。

プロフェッサーXやミスティークらが率いる若きX-MENたちは、アポカリプスの企みを阻止するため立ち上がるが…。(映画.com)

ふたつを見比べて感じたことは、ゴジラとアポカリプスの描き方の差です。

カラダからドロドロとした物体を落としながら移動するゴジラは、「もののけ姫」の乙事主のようでもあり・・・



口から炎を吹くシーンは「風の谷のナウシカ」の巨神兵のようでもありました。



一方、アポカリプスとは キリスト教で、黙示(もくし)のことを表します。



黙示とは

1・ 暗黙のうちに意思や考えを表すこと。

2・神が人意を越えた真理や神意などを示すこと。

(アポカリプスは、ミュータントの始祖でもあるため2の意味で使われていると思います。)

ふたつの映画には共通点も多いと感じたのですが、ゴジラとアポカリプスに対する対処法や、結末に大きな差があります。

対処法として、「シン・ゴジラ」では、日本中・世界中が協力し、最終的に矢口プランによる「ヤシオリ作戦」が成功をおさめます。

ヤシオリというのは、漢字で書くと「八塩折」となり、日本に古くから伝わる伝説のなかに登場するヤマタノオロチ(大蛇)を倒すときに用いたお酒の名前です。

『日本書紀』には、須佐之男命(すさのおのみことが、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治するために八塩折之酒(やしおおりのさけ)という八度にわたって醸す酒を造らせた記述があります。

世界中の人々と協力し合い、古代に神がとった方法になぞらえ、運命をかけるのです。

いっぽうで、X-MENは、特別なパワーを持ったスーパーヒーローが、それぞれの苦悩を抱えながら活躍します。

フツウの人間と、神の間には大きなへだたりがあり、一般人は協力できないのです。

また、最終的に「シン・ゴジラ」では、ゴジラは凍結されますが。

「X-MEN」のアポカリプスは、破壊されます。


どちらの映画も好きですが、国民性が出ているな~と感じました。

「君の名は。」と同じく、個人的な意見ですが、物語の良いところは、観た人の数だけ感想があるところだと思います。

あなたは、どんな感想をもちましたか?



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