ずっとカンチガイ、していたことがあります。

世界の三大宗教は「キリスト教・イスラム教・仏教」といわれているので、世界の宗教人口もこの順番に多いものだと思っていました。



が、これは信者数の多い順ではありませんでした。

信者数だけなら、仏教よりもヒンドゥー教の方が多いのです。

三大の宗教の定義とは

・民族、地理を超えて広がっていること

・文化的、社会的に及ぼす影響が大きいこと

・入信において出自を問わないこと

などによるそうです。

ちなみに、世界の宗教人口は

キリスト教 22億5400万人 33.4%
(イタリア・フランス・ベルギー・スペイン・ポルトガル・中南米・アメリカ・カナダ・イギリス・ドイツ・オランダ・北欧オーストラリア)

イスラム教 15億0000万人 22.2%
(インドネシア・マレーシア・トルコ・エジプト・サウジアラビア・イラン・イラク・中東)

ヒンズー教 9億1360万人 13.5% (インド・ネパール・バリ島)

仏 教 3億8400万人 5.7%
(日本・中国・韓国・ベトナム・タイ・カンボジア・ラオス・スリランカ・ミャンマー・チベット)

・無宗教:7億6900万人(11.4%)

・無神論:1億4830万人(2.2%)

・心霊主義:1366万人(0.2%)

・バハーイ教:786万人(0.1%)

・中国伝統的宗教:3億8720万人(5.7)

・儒 教:641万人(0.1%)

・道 教:337万人(0.1%)

・神 道:278万人(0.0%)

・その他:134万人(0.0%)

合計:67億4960万人 (百科事典「ブリタニカ」年鑑2009年版)

仏教は、世界的に見たらたったの「5.7%」。

神道にいたっては、なんと、0.0%!

自分が、いかに宗教オンチだったかを思い知らされました。

ちなみに、現在はキリスト教信者が断トツで多いですが、将来的にはイスラム教の人口が1位になるだろうと予想されているそうです。

FPBB News(世界のイスラム教徒人口がカトリック信者を抜く、バチカン統計)の記事によれば・・・

2006年の世界人口65億人のうち、イスラム教徒は19%以上、カトリック教徒は17.4%となり、世界のイスラム教徒人口がカトリック信者を抜いている。

(ただしカトリック、ギリシャ正教、英国教会、プロテスタントなども含めたキリスト教全体では「世界人口の3人に1人」の割合となり、イスラム教徒の人口を上回る)

イスラム教徒人口とカトリック教徒人口の逆転は、イスラム教徒ではカトリック教徒よりもたくさんの子どもを産む傾向があるためだと、バチカンの年鑑編集者は指摘している。

うーん。なるほど~。

これは、「戦争や飢餓などが原因で、寿命が短く長生きできない国の国民は子沢山であり、先進国(長寿の国)は、子供が生まれにくい環境になる」

と、いう説ともダブるなぁ、と感じました。

(キリスト教の信者さんは、先進国が多いですし・・・)

先入観にとらわれず、広い視野を持ち、いろいろな観点から物事を眺め分析出来る人間になりたいと心から感じました。

また、「日本が世界のなかで果たす役割」についても、改めて考えさせられました。

思考は、言葉で組み立てられる。

だからこそ、日本の「ことだま」を大切にしたいと思います。