ビジネスホテル
安いビジネスホテルの一室で、いま、このブログを書き始めた。
この部屋にはLANケーブルがあって、ネットができる。
今日と云う日が、どうして来てしまったのか。
いままで過ごしたあの、最高にしあわせな時間。
今日の朝、最後に触った肌のぬくもり。
いま、みほはどうしているだろう。
ごはんはちゃんと食べただろうか。
ひとりで布団で眠っただろうか。
壊れなくていいものが、どうして壊れるのだろう。
生きるというただそれだけのことが、なぜこれほど難しいのだろう。
なによりも、突然消えてしまった俺のせいで
みほが流すだろう涙が
俺を粉々に砕いていく。