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元介護職員のかなちんです。
母親の介護を通して娘目線と
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2023年6月
特養に申し込み書類を提出しました。
その中に「生活歴」という書類がありました。
出生地や学歴、職歴、結婚歴、家族構成など…
その人がどんな人生を歩んできたかを、
ざっとまとめて書くものです。
こうやって聞くと、
「そんなの知ってるよ」と思うかもしれません。
私も、最初はそう思っていました。
でも、いざ書こうとすると意外と手が止まるんです。
親のことって知っているようで
知らないことが多くないですか?

母の生活歴を書いてみて気づいたこと
母とは、結婚するまで一緒に暮らしていたけど
それは私が物心ついてからの母の姿。
それ以前のことは、本人に聞かないと
わからないものですね。
母は昔のことをわりと話してくれたので
なんとなく覚えている部分もありました。
たとえば、
共働きの家庭で育ち、
忙しい両親に代わって
2人の弟の面倒を見ながら
家のこともこなしていたとか。
手先が器用で、
美容師になりたい夢もあったけれど、
「女に勉強は必要ない」
という父親の言葉で進学をあきらめ、
中卒で働いて家計を支えるようになったとか。
そういう時代だったんですよね。

今でも、下の弟(叔父)は
「姉ちゃんに育ててもらった」と言うほど
母親より姉である母の存在が大きいようです。
いろいろなエピソードを思い出しながら
生活歴を書いていると、
小さな記憶がぽろぽろ浮かんできて、
ふと心が温かくなるような時間でした。
生活歴の書類は、替えがないので
書く前に何度も下書きをしたよ~

義父母のことは夫もよく知らない
義父母の生活歴については、
「息子である夫に任せればいいかな」
と思っていました。
自分よりもよく知っているだろうと
当然のように感じていたんです。
母のことがあって、聞いてみると、
「たぶん○○だったと思うけど…」
と、あいまいな返答。
夫の方は、思っていた以上に、
親のことを知らないんだな
というのが率直な感想。
同居してからのことは
それなりにわかるけど
それ以前のことを聞けるタイミングって
案外少ないものなんだと感じています。

私の歴史も娘たちに伝えておこう
この経験を通して、ふと自分のことも考えました。
娘たちは、
「私のことをどれくらい知っているんだろう?」
出身地くらいは知っているかな
どんな学生時代を過ごして
結婚する前にどんな仕事をして、
どんなふうに暮らしてきたのか。
ふだんの会話では
伝えきれていないことが
たくさんあります。
だから
「自分の生活歴を少しずつ残しておこう」
と思ったんです。
誰かのためというより、自分自身のために…

必要になったとき、
「こんなふうに生きてきたんだな」と
なんとなーく伝わるものが残っていれば、
それで十分だと思っています。
生活歴を書くこということ
生活歴を書くというのは、
ただの書類作成ではなく、
母の人生を静かにたどるような時間でした。
母の人生はいろいろあったなと思うと同時に
自分のこと、そして家族のこと。
身近な人について、どれくらい知っているだろう?
そんなことが自然と浮かびました。
そして、大切なのは
「知ろうとする気持ち」なんだなと
あらためて思います。

生活歴について話すことは、
それだけで、ちょっとした
コミュニケーションにもなります。
お茶を飲みながら、
「そういえば昔はね…」
とぽつりぽつり話が始まるような
そんな時間が、案外あたたかく
心に残ったりするものです。
今すぐに必要じゃなくても、ふとしたタイミングで
立ち止まってみるのも、いいのかもしれません。
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