どーも、ヴォーカルのケンジです。
突然ですが、日本のオジサマ達が
「男として生まれたからには一度やってみたい!」と思う職業に、
野球の監督とかパイロットなんていうのが挙げられるそうですが、
それと並んで人気なのがオーケストラの指揮者らしいです。
確かに、大勢の音楽家からなるオーケストラを率いて
自分の好きな曲を好きなように演奏できたら、
キモチ良いことこの上ないでしょう。
とはいえ、音大の指揮科を出た人ですら
指揮する場が無くて困っているらしいですから、
家のオーディオの前で指揮棒を振って我慢して、
夢は夢として終わらせてしまうのが普通です。
余談ですが、クラシック好きの多くは
CDに合わせて指揮する、という奇行を働きます。
家族の誰かや彼氏さん等が、一人クラシックを聴きながら
怪しげなダンスを踊ってウットリしてるのを目撃してしまった時は、
是非見なかったことにしてあげてください。
閑話休題。
ところが、そんな実現が困難な夢を見事に実現して
なんと天下のウィーンフィルを振ってレコーディングまでしてしまった、
なんともたくましいオッサンがいます。
それが今回紹介するアルバムを指揮した
アメリカンドリーム野郎こと、Gilbert Kaplan氏です。
彼は、アメリカの経済誌「インスティチューショナル・インヴェスター」の
創刊者兼編集主幹らしく、要はすんごいお金持ちらしいです。
なんでもこの方、65年にストコフスキーという変態指揮者の振った
マーラーの交響曲2番「復活」という曲を聴いて感動して、
「いつかこの曲を指揮したい!」、と思うようになり
やがてプロの指揮者について本格的に勉強を始めたらしいです。
そして後に、その努力が認められ世界各地のオーケストラで
大好きな曲「復活」を指揮して評判を上げ
ついには世界最高峰のオーケストラといわれる
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団までをも振っちゃったようです。
僕がすごいなぁと思うのは
この人がレパートリーを「復活」一曲に絞った点です。
おそらく、色々な曲に手を出していたとしたら、
どの曲も勉強不足になってしまって、
ウィーンフィルとの競演なんか不可能だったと思います。
夢を見つけてそこに向かう最短距離を割り出し
それからはもう惜しむことなく努力して夢を実現させる、
Gilbert Kaplan氏はとてもクレバーでアメリカ人らしい男だと思います。
きっと、というか絶対金持ちだったのも成功の要因だと思います。
学ぶところは非常に多いです。
ちなみに、演奏自体はどうなんだ?と聞かれると、
実は好きでも嫌いでもないですが、それはそれ、これはこれなのです。
良い演奏での「復活」を聴きたかったら
バーンスタイン指揮ニューヨークフィル演奏の録音をオススメします。
何を隠そう、実は僕も指揮者になりたい夢を持つ一人だったりします。
出来るなら、オーケストラはどこでもいいので
ウェーベルンの「パッサカリア」、チャイコフスキーの「悲愴」
ラヴェルの「クープランの墓」、シューベルトの交響曲5番なんかやってみたいです。
あ、一曲に絞らなきゃダメなのか!