新聞の書評で見て、読みたいと思った本。
「夏葉社」という出版社を経営している島田潤一郎が作者で、2019年に新潮社から出た。
とても面白く、奥深い本だが、「何について書いているのか」を考えると、一言で表せない。
作者の、本や本屋への思い、書店員とのやり取り、どんな本が好きか、自分の出版社が目指すところ。
本の装丁をしてくれた人とのエピソードも多数ある。
話は多岐に渡るが、読みやすく、「確かになあ」「そうだよなあ」と思わされることがいっぱいあった。
夏葉社という出版社のことも全く知らなかったが、どんな本を出しているのか、この本で紹介している。
「面白そう!」と思った本がいくつかあるので、読んでみたい。
色んな本があっていいし、本を読む人が増えればいいと思うけれど、「こういう出版社もある」と知るきっかけになった。
装丁や本のページの組み方は、これからも気にしていこうと、この本を読んで強く思った。
「あたらしい何か」を探している人、会社を経営している人、本が好きな人、お勧めです。