突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院です。



突発性難聴の詳しい原因は解明されていませんが、内耳の蝸牛にある有毛細胞が何らかの原因で衰弱し、電気信号を正常に脳へと送ることができなくなったことが原因であると考えられています。


有毛細胞は酸素をエネルギー源として活動し、音の振動を電気信号に変換し脳へ送信する役割があります。



図引用 https://medicalnote.jp/nj_articles/190305-001-IS



突発性難聴治療の目的は、衰弱している有毛細胞の修復をおこなうことです。


完全に破壊された有毛細胞は再生されないため、衰弱の悪化を食い止めるためのステロイド投与と、エネルギー源である酸素を大量に届けるための高気圧酸素療法を突発性難聴治療ガイドラインでは推奨しています。




図引用 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/117/1/117_62/_pdf




有毛細胞の修復のためには、エネルギー源となる酸素をいかに多く、効率的に内耳の有毛細胞に届けるかが重要となります。

そのためには、新鮮な酸素を多く含む血液を内耳に届け、内耳周辺の老廃物を排泄することが重要になります。



こうした内耳の循環を改善させることが突発性難聴の治療において必須のことになりますが、この内耳循環を阻害し、有毛細胞の回復を遅らせる原因となるものがあります。



それが、オ血です。








オ血は老廃物を多く含む血液で、正常な血流を阻害し、細胞への酸素供給を低下させる原因となります。

上記写真はカッピングによって吸い出したオ血で、血液特有の鉄の臭いはなく、べっとりと脂っこく固まるのが特徴となります。



このオ血が体内に多く蓄積するオ血体質だと、いくら高気圧酸素療法や循環改善薬を使おうとも肝腎の酸素運搬が正常に行われないため、有毛細胞の回復は遅れることになります。




一般的な耳鼻科にはオ血の概念がありません。有毛細胞の衰弱の回復のためとして、薬品の投与などを行うだけで終わってしまうのが普通です。





オ血をいかにして除き、酸素を積極的に内耳の有毛細胞に届けるか。これが聴力回復には非常に重要なことであり、当院ではオ血を除く治療を専門的に行っています。









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