突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院です。
突発性難聴の症状のひとつに、回転性めまいがあります。回転性めまいは世界がひっくりかえるような激しいめまいであり、恐怖感が強く現れるのが特徴です。
回転性めまいは突発性難聴の固有症状ではなく、メニエール病など他の感音性難聴にも起きる症状です。
メニエール病による回転性めまいは発作的に何度も繰り返し、徐々に聴力の状態も悪化してきます。一方、突発性難聴による回転性めまいは難聴発症時に一度だけ起き、以後再発することはありません。
図引用 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/117/1/117_62/_pdf
しかし、回転性めまいは再発しないといっても、立ち眩みのような頭部のふらつき感を訴える患者さんは多くいます。
耳鼻科に相談しても異常なしと診断され、まともに相手にされないふらつきですが、突発性難聴発症後の頭部ふらつき感はどこから来るのか。
病院で検査をしても異常個所がないということは、小脳梗塞や前庭神経炎などの病的なものではないということです。
そのうえで、ふらつきの原因として考えられることが、脳への血流不足です。
突発性難聴の原因の一つに、内耳の血流障害があげられます。
内耳の蝸牛にある有毛細胞が障害されると突発性難聴となりますが、その原因として頭部への血流が低下すると内耳の血液循環に異常が生じ、有毛細胞が酸欠によって障害されると考えられています。
図引用 https://www.widexjp.co.jp/deafness/what/decline.html
頭部→内耳に血液を送る動脈は、首の後ろを通過する椎骨動脈からきています。椎骨動脈は頸椎の中の穴を通り、脳底動脈→内耳動脈へとつながります。
何らかの原因で椎骨動脈の流れに異常をきたすと、頭部への血流が低下し、脳の酸欠によるふらつき感が出現し、また有毛細胞の酸欠による難聴や耳鳴りが起きることになります。
図引用 http://yakuraibos.exblog.jp/18690907/
頭部ふらつきは突発性難聴の症状ではなく、その原因となる頭部血流低下による症状の一つにすぎません。
突発性難聴患者さんが全員起きるものではなく、個人差が大きくあらわれます。しかし、頭部のふらつきは回転性めまいの恐怖感を想起させ、再発や悪化の不安を煽る要因ともなります。
こうしたふらつきを解消させるためには、頭部への血流低下を招く原因を特定し、改善させる必要があります。
その原因もまた個人差が大きくありますが、自律神経との関係が主にいえます。
図引用 https://nyanyamaru.com
自律神経は内臓機能全般を調節する神経で、交感神経と副交感神経からなります。
交感神経はストレスに対して抵抗するための神経で、脳が興奮状態になると活発に働きます。
突発性難聴患者さんは日常的にストレスにさらされている方が多いため、脳がストレスを感じると交感神経が活発に働き、その作用として血管を収縮させて血圧を上昇させます。
その結果、筋肉に力が入り、内臓への血流が低下します。そして、末梢の血流が低下するために耳が虚血状態となって耳鳴りが起きます。
また、手足の筋肉に血液が集まることで脳への血流が低下し、ふらつきの原因にもつながります。
このように、自律神経と頭部のふらつきは密接なつながりがあり、耳鳴りや難聴ともつながります。
不安やストレスは自律神経を狂わせ、様々な心身症状を引き起こします。そのひとつに頭部のふらつきがあります。
日常生活を見直すことから、まずは始める必要があります。
院長ブログはこちらをクリック
https://ameblo.jp/sumiyoshi-oketsu/
当院ホームページはこちらをクリック
突発性難聴の症状のひとつに、回転性めまいがあります。回転性めまいは世界がひっくりかえるような激しいめまいであり、恐怖感が強く現れるのが特徴です。
回転性めまいは突発性難聴の固有症状ではなく、メニエール病など他の感音性難聴にも起きる症状です。
メニエール病による回転性めまいは発作的に何度も繰り返し、徐々に聴力の状態も悪化してきます。一方、突発性難聴による回転性めまいは難聴発症時に一度だけ起き、以後再発することはありません。
図引用 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/117/1/117_62/_pdf
しかし、回転性めまいは再発しないといっても、立ち眩みのような頭部のふらつき感を訴える患者さんは多くいます。
耳鼻科に相談しても異常なしと診断され、まともに相手にされないふらつきですが、突発性難聴発症後の頭部ふらつき感はどこから来るのか。
病院で検査をしても異常個所がないということは、小脳梗塞や前庭神経炎などの病的なものではないということです。
そのうえで、ふらつきの原因として考えられることが、脳への血流不足です。
突発性難聴の原因の一つに、内耳の血流障害があげられます。
内耳の蝸牛にある有毛細胞が障害されると突発性難聴となりますが、その原因として頭部への血流が低下すると内耳の血液循環に異常が生じ、有毛細胞が酸欠によって障害されると考えられています。
図引用 https://www.widexjp.co.jp/deafness/what/decline.html
頭部→内耳に血液を送る動脈は、首の後ろを通過する椎骨動脈からきています。椎骨動脈は頸椎の中の穴を通り、脳底動脈→内耳動脈へとつながります。
何らかの原因で椎骨動脈の流れに異常をきたすと、頭部への血流が低下し、脳の酸欠によるふらつき感が出現し、また有毛細胞の酸欠による難聴や耳鳴りが起きることになります。
図引用 http://yakuraibos.exblog.jp/18690907/
頭部ふらつきは突発性難聴の症状ではなく、その原因となる頭部血流低下による症状の一つにすぎません。
突発性難聴患者さんが全員起きるものではなく、個人差が大きくあらわれます。しかし、頭部のふらつきは回転性めまいの恐怖感を想起させ、再発や悪化の不安を煽る要因ともなります。
こうしたふらつきを解消させるためには、頭部への血流低下を招く原因を特定し、改善させる必要があります。
その原因もまた個人差が大きくありますが、自律神経との関係が主にいえます。
図引用 https://nyanyamaru.com
自律神経は内臓機能全般を調節する神経で、交感神経と副交感神経からなります。
交感神経はストレスに対して抵抗するための神経で、脳が興奮状態になると活発に働きます。
突発性難聴患者さんは日常的にストレスにさらされている方が多いため、脳がストレスを感じると交感神経が活発に働き、その作用として血管を収縮させて血圧を上昇させます。
その結果、筋肉に力が入り、内臓への血流が低下します。そして、末梢の血流が低下するために耳が虚血状態となって耳鳴りが起きます。
また、手足の筋肉に血液が集まることで脳への血流が低下し、ふらつきの原因にもつながります。
このように、自律神経と頭部のふらつきは密接なつながりがあり、耳鳴りや難聴ともつながります。
不安やストレスは自律神経を狂わせ、様々な心身症状を引き起こします。そのひとつに頭部のふらつきがあります。
日常生活を見直すことから、まずは始める必要があります。
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