2019年 晩秋 旧ユーゴスラビア圏
8日目 ①
ボスニア・ヘルツェゴビナ
この日は、朝食付きだったので、下のレストランへ。
テラスでは、猫さんたちが、ミルクやご飯をもらってました。
写真には3匹しか写ってませんが、もう1匹、小さい子がいました。
みんなハチワレ系の柄、家族かな?
この他に、コーヒーや、フレッシュジュース、ジャムやチーズ、果物と次々に運ばれて、テーブルがいっぱいに。
シンプルなメニューですが、かなりの量。
ちなみに、コーヒーは、アメリカン、ボスニアコーヒー、カフェオレが選べました。
ボスニアコーヒー、やっぱりこちらでは定番で飲まれるものなんですね。
昨晩飲んだビール。
私は左側のレモンビール?を飲みました。
レモンビールって旧ユーゴ圏では、よく飲まれてるのか、いろいろなメーカーのものがありました。
飲みやすい味でお気に入り。
日本でも売って欲しい。。。
さて、こちらのホテル、チェックインが13:30なのに、チェックアウトも12:00という、ずいぶんのんびりしたところでした。
なので、朝食後にもう一度旧市街の方を散歩することにしました。
小さい市場みたいなのを見てると、お店のお婆さんが、ザクロを割って食べさせてくれたり、何かのお酒を進めてくれたりするのですが、持って帰るのが大変そうなものや、生ものは、やっぱり買えない・・・
でも、この後に行くモンテネグロもそうですが、GÑIがとても低いのです。
ネットで拾った情報で、2017年のものですが、
日本 45,470ドル
韓国 38,260ドル
スロベニア 33,910ドル
クロアチア 24,700ドル
モンテネグロ 19,150ドル
ボスニア・ヘルツェゴビナ 12,880ドル
この金額を見ると、できるならGNIの少ない国で買い物して、お金を落として行きたいなという気持ちになっていて、家族のお土産は、こちらで多く購入しました。
そして、前日に気になった博物館が10時オープンとあったので、そちらを見学するために、博物館に行きました。
入口にあった母子像。
牢に入れられてるのが悲しい感じです。
10時オープンのはずなのに、閉まってる・・・
今日は休みかなと思ったら、職員のお姉さんが15分過ぎごろに、片手にコーヒーを持って登場・・・
鍵をあけてオープンとなりました。 なんかのんびりしてます。
この博物館、 戦争と虐殺の犠牲の博物館 といい、ボスニア紛争の犠牲者をテーマにした博物館で規模としては小さいものでした。
Museum of War and Genocide Victims 1992-1995
あとで旧ユーゴの紛争に関して別に書くかもしれませんが、私の中のぼんやりした記憶と実際がどうも違う気がして、この旅行の前にネットで調べたりしてきたのですが、こちらの博物館では、正直頭を殴られたような衝撃がありました。
地下の展示室には、犠牲者の写真(たぶんあえて、白黒だったり、色を薄くした写真ではありました)が、一カ月以上過ぎた今でも目に焼き付いています。
朝の散策途中で、夫が、このあたりの伝統的な手工業製品である銅板の絵を買って帰ろうかと言い、一つ選んで買いました。
お店のお兄さん(といっても、40代ぐらいに見える)が掘ったもので、お兄さんの名前入りだそう。
この銅板を作るのが、ファミリーの仕事で、彼のお父様も作っていたとのことです。
40代ってことは、この人も戦争経験者ってことですね。
この日見た博物館の写真や映像に出てくる少年がこの人のような気持ちになり、なんだか目が潤んできそうに。。。
でも、素通りしなくて良かったと思えた博物館でした。
午前中の散策を終えて、この日はクロアチアのドブロブニクへ向かいます。
綺麗に写真撮れなかったけど、我が家用に購入した銅板の絵。
正直、家の雰囲気には合わないのですが、買って良かったです。