補腎薬の区別 | すみれ漢方施薬院薬局のブログ

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香川県高松市のすみれ漢方施薬院薬局のブログです。
当院は中国・台湾・韓国・日本古来の漢方薬中心の漢方専門薬局です。
当院の薬剤師は中国各地の中医薬大学や付属病院で漢方研修後、国内でも定期的に中国医師の漢方研修会に参加して最新の情報交換を実践しています。

命の根源・健康長寿の礎となるのは、五臓六腑の

《腎臓》

その腎臓を元気にする方剤が

《補腎薬》

補腎薬、一般的には「八味地黄丸」が有名ですが基本方剤は

《六味地黄丸》

※八味地黄丸=六味地黄丸+炮附子+肉桂

日本では炮附子ではなく加工附子が使用されていますが

漢方専門薬局では明確に区別しています。

 

《腎臓と肝臓を元気にする補腎薬》

腎臓と肝臓を元気にする漢方薬と言えば

《杞菊地黄丸》

※「六味地黄丸」+「枸杞子」+「菊花」

杞菊地黄丸の効能効果

体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてりやロ渇があるものの次の諸症

かすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下

 

 

《腎臓と心臓を元気にする補腎薬》

腎臓と心臓を元気にする漢方薬と言えば

《天王補心丹》

天王補心丹も基本は「六味地黄丸」です。

天王補心丹の効能効果

体質虚弱な人の次の諸症 

不眠、不安感、肩こり、息切れ、動悸、口渇、便秘

 

熟年代で心機能低下からの、このような不快感を感じたら安定剤や睡眠薬に依存する前に、自然の恵みエキスであります漢方薬をお試し下さい。

本来、漢方薬は病名で方剤を確定するのではなくシッカリと弁証論治して

御自身に最適な方剤を確定して下さい。

詳しくは当薬局の薬剤師陣に御相談下さい(要予約)。