お寺の駐車場に段ボールで数匹と共に捨てられていました。
何気なく「オーイ、薬局だけど来るかい」と声をかけたらトコトコと歩いてきたのがΣ。
それではと車に乗せて帰りました。
ムスコ殿は「親父、誘拐したのか」と。
違いますよ、段ボールに「育てて下さい」と書いていたから。
雉猫だそうです。
薬局の外にあるプランターに飛んできた「蜂」に飛びついたら刺されたようです。
「痛い」と言えないので分かりませんがジーとしているので痛いのだと思い数分おきにサメミロンスプレー(スクアレン製剤=鎮痛作用があります)を塗布してやりました。
このΣ、とても賢い猫で、呼べば必ず「ニャーーン」と返事をしていました。
虚弱児で冷え症、猫のクセに風呂好きで小生が風呂につかっていると後ろ足からユックリと横につかりに来ます。
この時はサメミロンスプレー1本とバイオリンク源液ドリンクをΣに使用しました。
数年は寝食を共にした家族でしたが、ある時に車と接触して天国へ。
それ以来、生き物は熱帯魚とメダカ以外は同居していません。
今でも「町猫」をみるとΣを想い出します。
当薬局は自動ドアでないので外から帰ってくる時には器用に引き戸を開けて「ニャーーン」と私達に声をかけますが「お帰り」と言うまで鳴いていました。