日曜日、お八幡様(岩清尾八幡宮)の庭燎祭(おみかん焼き)に行ってきました。
どんど焼きですね。
近くの八百屋さんの店先では竹にミカンをぶら下げたのを販売していました。
子供達が小さいときには今度、お八幡様の上にあった市民病院が移転する仏生山町にある「ちきり神社」まで行っていました。
当時は護摩が焚かれ山伏さん達に続いて『火渡り』が体験できました。
神事の後、お灯明の火を積み上げられた「しめ飾り」などに点けます。
この炎で焙った餅やミカンを食べると一年間、無病息災が叶うとか。
ミカンは性味は寒・甘、つまり食べると甘い味で体を冷やし性質の食べ物です。
夕食後にミカンを食べ過ぎると体が冷えますよ。
特に喘息の方は要注意。
先達の人はミカンを黒焼きにして食べて体を冷やしすぎないように養生してすることを今に伝えてくれています。
追伸
先ほど、お客様から「ブログ見たけど「どんど焼き」行けなかった、《ミカンの黒焼き》をしたい、仕方教えて」との、お電話がありました。
※《ミカンの黒焼き》・・すみれ流レシピ
ガスコンロ(理想は七輪に炭火)の上に金網を置いてミカンを皮付きのままで焼きます。
皮が黒くなったら上下を逆にして焼きます。
全体が黒くなったら完成、黒皮を剥いて熱い内に食べます。
黒い皮を剥いた中味を茶碗に入れて生姜を適量すりおろして蜂蜜か三温糖を加えて「お湯割り」にします。
茶匙でミカンをつぶしながら食べます。
ゾクゾク風邪、葛根湯より安心安全に薬膳ですよ。
ちなみにミカンの白いスジ、これは抗ガン作用のあるもの。
成分名は「ヘスペリジン」。
果実より300倍も多く含まれています。
丁寧にスジをとって食べるよりは一物全食、全部食べましょう。