今回は北海道に赴任して、初めての鉄道記事(地下鉄通勤なので、ネタなし)。HTB北海道テレビが「北海道新幹線札幌延伸工事を取材に行く」とのことなので、一緒に現場をみせて頂きました❕因みにブログ最後にHTB公式Youtubeがアップされています(Sumioの文章よりはるかに分かり易い😓)。
1.北海道新幹線札樽(‟さっそん”と読むらしい。。。読めねぇ~~)トンネルのパンフ表紙
頂いたパンフ、H7系であるところがさすが(ちなみに帯がJR北海道はラベンダー色になっている)
2.工事区間
北海道新幹線は新青森〜札幌駅間の内、新函館北斗〜札幌駅間を延伸する工事(図面赤)。そのうち今回は札幌市内のシールドトンネル(図面黄色囲み)の見学会です。
1)新小樽〜札幌駅間
札樽トンネルは実に26.2㎞❕❕、ナントNantes南都😲、新橋〜横浜駅間と同じ距離❕ただ、全線トンネル故、海沿いを行く在来線(函館本線)の様な風光明媚な景色は、全く期待できません。。。
今回は上図の「見学縦坑」の見学でこの縦坑から①小樽方面にむけてトンネルを掘った後、②札幌へ向けて掘り進むとのこと。なんで、こんな掘方をするのか聞いてこなかった。。
2)シールドマシンのイメージ図
シールド工法は、都市トンネル🚇では一般的な工法ですが、新幹線では東京〜上野以来、2例目のとのこと。そういえば、新幹線🚅が地下駅なのは上野駅だけですなぁ〜〜〜。。。
3)縦抗とシールドトンネル(横抗)の関係
シールドマシンは、地下50m迄縦に掘った大穴に設置して、横に堀り進みます。サンダーバードの様に地上から自動で潜る訳ではありません😓。。
地下50mへ潜るEV。EVがなくて階段で降りるなんてとても無理。。なんせ、50m=18Fビル🏙相当。。「黙乗」なる新しい言葉。密室?では、喋らないで下さいと注意がありました。網網の壁だけどね。。。
地下50mから(ここは30m)上を見上げる。下から上を見上げた場合、そんなに高さを感じません。。。その逆は、ビビりまくり。。怖くて覗けませんでした。。
4)シールドマシン(外観)
見えているのはシールドマシンの背中。左上の小樽方面へ向けて、掘り進む(掘進といいます)直前。
発注者)鉄道運輸機構
施工者)大林・東亜・大本みらい建設JV
製作)日立造船 なるプロジェクトの構成。
シールドマシンのカッターヘッドが小樽側の山(地中)に当たっている所。写真左の緑のダクトは、暖房装置。これがないとすべての設備が凍ってしまうらしい。。。北海道ならではの設備。
もう、二度と見られませんが、シールドマシンの先端は上写真の様に土を掘るカーターヘッドが沢山付いていて、これが回転することで土を掘ることが出来ます。ちなみカッターの色(緑&紫)は北海道新幹線カラーとのこと。
5)シールドマシン(内部)
Sumioはシールドマシンの内部を初めて見ましたが、正に自動ジャッキ機械群の宝庫。またトンネルの大きさ(直径12m)がいかにデカいか?左下の人の大きさと比べるとわかります。
6.トンネルの壁(セグメント)
この湾曲したコンクリートの壁を8枚(10枚?)組合せると直径12mのトンネルの壁になります。トンネル内に地下水が入らないようにゴムパッキンが2重にありますね。また、茶色の凹凸のチャックが嚙合わせて、トンネルの壁(セグメント)が動かないようになっています。
上写真は、鋼製のトンネル壁(セグメント)をトンネル内に送りこむ準備のところ。。
最後に、シールドマシンの制御室をみせて頂きました。。土木工事はシールド分野が最も機械化が進んだ分野と言われています。
北海道新幹線は、2030年完成とのこと。
待ち遠しいですね。JR北海道では東京(宇都宮)〜札幌駅間を最高360㎞/hで運転して、4時間台を目指すらしいです。であれば、札幌へ鉄道で行ってもいいですね
7.HTB公式Youtube
⇩はHTB公式Youtube。始めからこれをみればSumioのブログは、要らないともいう。。。
またYahooニュースも⇩
北海道新幹線の札樽トンネル 札幌工区で掘削開始 約8kmをシールド工法で(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース