すみ&にえ「ほんやく本の新刊情報」 -2ページ目

エヴァ・トラウト ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 
エリザベス・ボウエン, 太田 良子
エヴァ・トラウト
国書刊行会の単行本です。待ちに待った<ボウエン・コレクション>の第1弾です~。これは読みますよっ。内容は「ウルフ、マードック、レッシングに並ぶ、20世紀イギリスを代表する女性作家ボウエン、晩年の傑作長篇。涙とことばと愛をめぐる少女のクロニクル。ジェイムズ・テイト・ブラック賞受賞、ブッカー賞候補作。」ということで、内容的にも楽しみな感じです。
 
 
キム・エドワーズ
メモリー・キーパーの娘
日本放送出版協会の単行本です。これも気になってるんですよね。内容は「1964年の大雪の夜。医師デイヴィッドと妻ノラは、男女の双子に恵まれるが、女児はダウン症だった。「娘は死んだ」。苦渋の選択で妻に告げたひとつの嘘が運命を変えてゆく…。口コミで広まった全米ベストセラー。」ということです。 クチコミで広まったベストセラーって惹かれますよね~。
 
 
ジョン・スタインベック, 土屋 政雄
エデンの東 3
ジョン・スタインベック, 土屋 政雄
エデンの東 4
こちらはプッシュプッシュの名作の残りが出ましたよ、ということで早川書房の文庫本です。「〈名作古典の新訳版が文庫で登場(全4巻)〉アメリカ文学史上に燦然と輝く、ノーベル賞作家畢生の大作。堂々の完結。」です。ホントに面白いですから、ぜひこの機会にっ。
 
 
ロバート M.パーシグ, 五十嵐 美克
禅とオートバイ修理技術 上―価値の探求
ロバート・M.パーシグ, 五十嵐 美克
禅とオートバイ修理技術―価値の探求 下
こちらも早川書房の文庫本、単行本からの文庫化ですね。「〈27カ国語に訳され全世界500万部を売り上げた伝説のベストセラーNF、待望の文庫化〉自らの失われた記憶を探しながら、息子とともにアメリカの荒野をバイクでひた走る。哲学的旅路の果てに著者が見つけた真実とは?」ということで、
 
 
ジョアン・ハリス, 古賀弥生
紳士たちの遊戯
最後はちょっと気軽に楽しめそうなのを。早川書房の文庫本です。内容は「さあ、頭脳ゲームの始まりだ! すべての読者に挑戦する大胆不敵な知的ミステリ。伝統ある男子校セント=オズワルド校で不可解な事件が次々と起きる。人種差別を糾弾する落書き、アレルギーをもつ生徒の昏倒、教師は交通違反を密告された。最初は小さな事件に過ぎなかったが、職員の不祥事が新聞に書き立てられ、やがて生徒の一人が失踪するにおよび、学園は危機に陥る。学園を愛する老教師は一連の事件の裏で何者かが糸を引いていると睨み、見えざる敵に挑む……学園を舞台に息づまる頭脳戦が展開する!」ということです。
 
ということで、本日は以上です。

いつか眠りにつく前に ほか

アカデミー賞決まりましたね~。作品賞は「ノーカントリー」という私たちの当てずっぽう予想は見事的中しましたよ(笑) でも、「つぐない」は作曲賞だけですか、残念ですねえ。
 
 
スーザン・マイノット, 森田義信
いつか眠りにつく前に
河出書房新社の単行本です。内容は「あなたが最期に呼ぶのは、誰の名前ですか? 死に面した母の口から語られた物語は、娘たちが知らない40年前の想い出だった……すべての女性の人生が、美しい一瞬を持っている。至極の感動作、映画原作!」ということで、映画のHPはこちら です。

ただ、この映画HP、注意したほうがいいですよ。私たち、前にこの映画が気になって見たんですけど(原作あるとは知らなかった~)、ストーリーをほぼ全部書いちゃってるんですよね。知らずに読んで映画観る気がなくなってしまった(^^;)^^; 映画のHPってけっこう最初から最後までストーリー書いちゃってることがありますよね。映画好きの方はあんまり気にしないのかなあ。
 
 
モンゴメリ, 村岡 花子
赤毛のアン (赤毛のアン・シリーズ 1)
モンゴメリ, 村岡 花子
アンの青春 (赤毛のアン・シリーズ 2)
モンゴメリ, 村岡 花子
アンの愛情 (赤毛のアン・シリーズ 3)
モンゴメリ, 村岡 花子
アンの友達 (赤毛のアン・シリーズ 4)
なにごとかと思っちゃいました?(笑) 新潮社の文庫本です。赤毛のアン誕生100年ということで、改訂版がまとめて10冊出るそうです。こちらはその第1弾の4冊です。ちなみに、新潮社のHPでは『「赤毛のアン誕生100年」感想文コンテスト 』なんてページもできてましたよ。この機会に再読して、感想文なんて書いてみるのもいいかもですねえ。そうでなくてもこういう本って、読み返すと驚くことが多かったりしますよね~。

いちおう内容は「ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で、アンは少女から乙女へと成長してゆく――。愛に飢えた、元気な人参あたまのアンが巻き起す愉快な事件の数々に、人生の厳しさと温かい人情が織りこまれた永遠の名作。」ということです。
 
ということで、本日は以上です。

蒸気駆動の少年 ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 
今日はさぼってた分、まとめていろいろご紹介ですっ。週末ですので、分けて読んでもよろしくってよw
 
 
ジョン・スラデック, 柳下毅一郎
蒸気駆動の少年
まずは河出書房新社の単行本、<奇想コレクション>の一冊です。内容は「暴虐な大統領を排除すべく、タイム・パトロール隊が用意したのは蒸気駆動の少年ロボット。だが…。表題作をはじめ、傑作23篇を収録。あらゆるジャンルとタブーを超越した究極の異色作家の、最初で最後の決定版。」ということで、 柳下さん訳ですね~。23篇ということで、わりと短めの作品群ということでしょうか。著者はミステリもSFも書く作家さんのようで、作風はなかなかクセモノ系のようですよ。
 
 
アレクサンダー・マスターズ, 清野 栄一
崩壊ホームレス―ある崖っぷちの人生
こちらも河出書房新社の単行本です。タイトルを見てパスかなと思ったんですが、内容を読んだら、ちょっと気になりましたよ。「パンクスで、筋ジストロフィーで、元囚人で、ジャンキー……強烈で愛すべきホームレスだったスチュアートの生涯を、ボランティアで知り合った著者がその死から過去へ逆向きに辿る。」ということです。ね、なんかソソりますでしょ?
 
 
ニール・シャスターマン
エヴァーロスト
ソフトバンククリエイティブの文庫本です。こちらは子供向けっぽいからパスかなと思いましたが、「「シービスケット」のゲイリー・ロス監督により映画化決定!」ということなんで、チェックしておきました。内容は「14歳のニックとアリーは、交通事故で即死した。しかし、9ヵ月後、二人は再び目を覚ます。そこは、事故で死んだ子どもたちが一時的に滞在する中間地点“エヴァーロスト”だった。慣れない世界に恐怖と戸惑いを感じながらも、どうしても家に帰りたいアリーはニックとともに旅へ出る。そこにはエヴァーロストのカリスマ的指導者、美少女メアリーとの出会いが待っていた――生と死の狭間の世界を精緻に描いた、魅惑の冒険ファンタジー。」ということです。
 
 
J.J.コニントン, 田中 富佐子
或る豪邸主の死
表紙だけですぐシリーズだと気づいたら、あなたは通ですw、長崎出版の単行本、<海外ミステリGem Collection>の第12弾です。内容は「豪邸主ハーバードが怪死を遂げた。村の治安判事サンダーステッド大佐にとって、悪評高き男の死は、苛酷な犯人探しの始まりだった…。クイーンに先駆ける「読者への挑戦状」が光る、コニントン初のミステリ作品。」ということです。
 
 
スティーヴン・クラーク, 村井 智之
くそったれ、美しきパリの12か月
こちらは単行本からの文庫化ですね、ヴィレッジブックスの文庫本です。単行本のときより表紙が好きだなあ。内容は「世界で一番美しい、花の都パリ。当然そこに住む私たちも世界で一番と信じて疑わないフランス人たち。そんな彼らのなかに飛び込んだ、イギリス人男性のちょっぴり気の毒で、大いに笑えるパリ滞在物語。」ということです。気楽に読めそうな感じだから、文庫本がちょうどいいって気がしちゃいますねえ、こういう本は。
 
 
ジェイムズ・ミーク, 石川 順子
ホワイト・ガーデンの幽鬼  
ヴィレッジブックスの単行本です。内容は「1919年、ロシア革命直後のシベリア―極北の強制収容所「ホワイト・ガーデン」から脱走した男がたどり着いたのは、去勢をすることで“天使”になれる、と信じる者たちの暮らす町だった…全米ベストセラー、2005年ブッカー賞ノミネート。」ということ、これけっこう注目かも。ちなみにノミネート作品ではあるけれど、最終候補作ではないようですね。
 
 
ヴァル・マクダーミド, 宮内 もと子
壁に書かれた預言
集英社の文庫本です。内容は「大作家にだまされた女の復讐劇、昼食会の料理で呼吸困難になった男の理由、愛車を盗まれた依頼人に一矢を報いた私立探偵、店頭の毒物混入事件の真犯人は? 過激なセックスに溺れた堅物の弁護士の悲劇、8歳のときから悪の道に入った男、真人間をめざしたが……英国推理作家協会ゴールド・ダガー賞受賞作家が初めて編んだ傑作19編。」ということです。これはなかなか楽しめそうっ。ちなみにこの作家さんの長編は集英社文庫からすでにいろいろ出ています。
 
 
矢作 三蔵
美の芸術家 ホーソーン
開文社出版の単行本です。内容は「主人公オーウェンとアニーに、ホーソーンと妻ソファイアの姿が重なる…。ホーソーン短編の傑作「美の芸術家」の新訳。小論では、ホーソーンとソファイアの日常の葛藤が生き生きと描出されている。」ということで、なかなか読みごたえのある一冊のようです。
 
 
V・S・ナイポール, 安引 宏
自由の国で
最後にこちら、草思社の単行本です。私たちがとりあえず出たら読むことに決めていたはずの<V・S・ナイポール・コレクション>の第3弾が年末に出ていたらしいです。ひゃ~。教えてくださったshaktiさん、ありがとうございます♪ しかもこちら、ブッカー賞受賞作! 内容は「自由になったはずなのに、この違和感は何だ。現代世界文学における最も重要なテーマに、画期的な切り口と圧倒的な筆力で新境地を拓いた意欲作。1971年度ブッカー賞受賞作に、2作品を加えた完全版。」ということです。
 
ということで、本日は以上です。

大地のうた ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 
なんか土曜日と日曜日のあいだにダランと更新です(笑)
 
 
ビブティブション・ボンドパッダエ, 林 良久
大地のうた 新装・新版
まずは新宿書房の単行本です。新装版だけど、私たちはこの作品、初めて知りました。なんか良さそうなんですよね、前に読んだことある方いらっしゃらないかしら。内容は「ベンガルの自然と生活を描いた大河文学の傑作を23年ぶりに復刊。貧しいバラモンの家庭に生まれ育った少年オプー。姉の死、村人の暮らし、自然と人間との営みが、少年の心の躍動とともに描かれる、田園文学の傑作。」ということで、ね、なんか良さそうでしょ。 なんといっても大河ですよっ。
 
 
ロバート・ファン・ヒューリック, 和爾桃子
紫雲の怪  
こちらは早川書房のポケミスです。ディー判事シリーズの初訳ものですね。ディー判事シリーズは「フロイトの弟子と旅する長椅子 」を読んでから、妙に気になりまくってる私たちです。内容は「西の辺境の地・蘭坊の知事をつとめるディー判事のもとに、またもや奇怪な事件が持ちこまれた。町の郊外にある荒れ寺で、無残に断首された男の死体が発見されたのだ。被害者の男は地元のやくざ者で、境内で寝こんでいた男の友人が捕縛された。だが、やくざ者の喧嘩で断首は不自然ではないか? 自ら死体を検分した判事は、首と胴体が別々の人間のものであることを発見する。では、もう一人の被害者は? そして、こんなことをした犯人の目的とは? 奇々怪々の状況を、判事の名推理はいかに解き明かすのか……シリーズ中屈指の怪奇色を醸す傑作」ということです。
 
 
ウィリアム・ラシュナー, 北澤 和彦
独善 上
ウィリアム・ラシュナー, 北澤 和彦
独善 下
最後にこちら、講談社の文庫本です。私たちは苦手なリーガル・サスペンスですが、好きな方には良さそうですよ。内容は「フィラデルフィアのしがない弁護士、ヴィクター・カールは、金につられて、いけすかないフランス人シェフの事件にかかわるはめになる。被告フランソワ・デュベは、妻を殺したとして終身刑を宣告されていたが、彼は妻への愛と、無罪を主張。ヴィクターは被告を信用できないのだが、事件にも疑問を覚える。」ということです。
 
 
あと、国書刊行会のHPに今年の刊行予定第1弾が出ていましたが、ウッドハウスが順調に出るのはもちろんのこと、あのジェフリー・フォードの三部作の完結編が出るみたいです。良かった~、これは1冊目から3冊ちゃんと揃うのか不安だったんですよ(笑) あと、翻訳本好きの方にはファンが多い山尾悠子さんの新作書下し小説も出るみたいですよ。
 
ということで、本日は以上です。

女たちの真実  ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 
アメリカの脚本家のストは終わったみたいですね。ということは、アカデミー賞はぶじに開催されるのかな。どうせなら翻訳本がらみの「つぐない」か「ノーカントリー」が選ばれるといいですねえ。
 
 
スティーヴン・グールド, 公手 成幸
ジャンパー 上
スティーヴン・グールド, 公手 成幸
ジャンパー 下
スティーヴン・グールド, 公手 成幸
ジャンパーグリフィンの物語
ということで映画絡み、というわけではないんですが、早川書房の文庫本、「2008年3月、日劇1他、全国超拡大ロードショー映画原作」だそうです。なかなかおもしろそうですよ、映画の仕上がりも気になるところです。
 
まず「ジャンパー」のほうの内容は「デイヴィッドはガールフレンドもいない、読書好きのめだたない高校生だった。だが、ある事件をきっかけに、自分に思いもよらない超能力がそなわっていることを知った。デイヴィッドはジャンパー…何千マイルも離れた場所へ一瞬にして移動できるテレポーテーション能力の持ち主だったのだ。それに気づいたデイヴィッドは、アル中の暴力的な父が支配する家をとびだし、ニューヨークへ向かったが…」ということです。
 
そして「ジャンパーグリフィンの物語」の内容は「イギリス人の少年グリフィンは、5歳のときからジャンプする能力…テレポーテーション能力を発揮していた。ジャンパーを殺そうとする謎の組織に追われる彼は、両親と各地を転々としたすえ、アメリカに移住する。だが、ついに一家の居場所をつきとめられてしまった。グリフィンはジャンプで別の土地に逃げ、新生活を送りはじめるが、そこにも敵は迫りつつあった…」ということで、こちらはもう一人のジャンパーの物語ってことですね。
 
 
ローラ・リップマン, 吉澤 康子
女たちの真実
表紙が素敵ですね~、こちらも早川書房の文庫本です。内容は「その日、忽然と少女は消えた。数十年後女が現われ、自分はあの時の少女だというが……」ということで、帯には「12冠作家」とか書かれてるし、かなり期待できそうな感じなんですが、紹介文が短いのが残念です~。でも、おもしろそうっ。
 
 
ステフ・ペニー, 栗原 百代
優しいオオカミの雪原 上
ステフ・ペニー, 栗原 百代
優しいオオカミの雪原 下
こちらも早川書房の文庫本です。「コスタ賞最優秀作品賞受賞!イギリスの新鋭女性作家が放つ歴史冒険エンターテインメント」だそうで、内容は「雪深いカナダの寒村で罠猟師が殺害され、一人の青年が失踪した。青年の母は、息子の潔白を信じ、ハンターと共に探索を始める」ということです。
 
 
アレグザンダー・マコール・スミス, 小林 浩子
ささやかなしあわせ―デートにまつわる9つの物語  
そして最後に、ヴィレッジブックスの単行本です。内容は「21世紀最高のストーリー・テラーが紡ぐ洒脱で素朴な、恋のたわむれをめぐる連作集。」ともうひとつ、「デートをめぐる人間のおかしみと悲しみ。今世紀最高のストーリーテラーが贈る、ほろ苦く、じんわり胸に迫る短編集。」ということです。
 
著者のアレグザンダー・マコール・スミスは、「1948年、ジンバブエ生まれのスコットランド人。アフリカ、イギリスの大学で学び、スコットランドで法学部教授となる。その後アフリカに戻りボツワナで活躍するが、英に帰国。エジンバラ大学で医療法の教鞭をとり、政府機関やユネスコの組織の仕事もするかたわら、子供向けの本から学術書まで60作以上の本を執筆してきた。『ミス・ラモツエの事件簿 No.1レディーズ探偵社、本日開業』はブッカー賞の審査員特別賞を受賞後、世界中でベストセラーになった。イギリス文学への貢献を認められ、2004年英国文学賞を受賞、2007年には名誉大英勲章を叙勲、21世紀の英国文学界をになう人物として注目を浴びている」ということです。
 
ということで、本日は以上です。