義母の嫌いなものは数えきれないほど。
牛肉や豚肉、鶏肉の一部も好きではないので
肉を使った料理、肉と野菜の炒めもの、例えば回鍋肉や青椒肉絲とか
カレーやシチューなどもお皿に盛るときに
「お肉は少なめにして」
と必ず言われます。
この前のシチューの日は、本当に一口大のお肉ひとかけだけでした
なのでたまに夫からリクエストがあるステーキや豚カツなどのメニューの日は
余計にお気に召さないようで
「お肉は一切れだけでいい」と言われるので
義母用に他の献立を一品考えなくてはならず、本当にめんどくさいです。
ちなみに虫歯ひとつないご自慢の歯は、いまだになんでも噛めるんですよ。
単なる好き嫌いですね。
それなら魚ならいいのかというと、一概にそうでもない。
「焼き魚はパサパサするから嫌いなの」といつも言ってます。
義母の好きな魚料理は、煮魚か刺身のみ。
偏りすぎでアタマ痛くなりますよ
義母の好きな献立をざっと連ねると
刺身、煮魚、天ぷら、ポテトサラダ、きんぴら
鶏手羽先の甘辛煮(鶏肉でもなぜかこれだけは大好物)、エビチリ
こんなものでしょうか。
これらのメニューの日は最初からテンション高めで、食べてる最中も大絶賛。
「美味しい!」と「私、これが好きなの!」を何度も繰り返しアピールし、かなり饒舌です。
しかしこれ以外のメニューの時はわかりやすいほどずっと無言なのですよ
だけど、義母に合わせて同じような献立ばかり出す訳にもいきませんよね。
夫は「別に合わせる必要ないよ。こっちが食べたいものを出していいよ。」と言うので
そうしてますけどね。
で、先日は焼き魚でした。
魚料理って肉料理と違って単品で調理する場合が多いから、その分副菜を多くしなくてはと思いますよね。
なのでその日は、他に茄子の煮浸し(これは義母も好き)とインゲンの胡麻和えと、ごぼうと人参のサラダとアサリの味噌汁と、そして炊き立てのご飯だったので生卵も出しました。
うちはご飯を多めに炊いて冷凍し、数日は冷凍ご飯をチンしているので
炊き立ての日は夫が卵かけご飯にしたくなるようです。
そして義母も”卵かけご飯”が大好き。
案の定、煮魚には目もくれず
「卵かけご飯、美味しいわ〜」
と散々言っておりました
義母が何を好んで食べようが気にしなければいいのでしょうが
毎回わかりやすいくらい正反対のリアクションをするので
どうしても気になっちゃって、本当に献立を考えるのが苦痛なんですよね。
ちなみに夫は、なんでも美味しいと言って食べてくれますが。