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私のコロナ論の総まとめです。

【1698】コロナ私見#635(総まとめ①感染原理) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)

【1699】コロナ私見#636(総まとめ②事実編) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)

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【1705】コロナ私見#642(致死率リアルタイム把握)

 

先回、イギリスでは致死率をリアルタイムで把握して規制解除を決めたと言いました。日本のやり方は、波が収束した後、合計の感染者数、死者数から計算する方法です。正しいやり方なのですが、収束後なので結果はずいぶん後になります。それも、委員会では何も計算せずに、心ある地方自治体が計算していただけなのです。私のやり方は簡易的にピーク値で計算するものです。これもピークを越えたことが確実視できないと計算できません。これに対し、イギリスはリアルタイムで迅速に動いたようです。

これをどうしてやったのか、同じデータ解析をしている身で考えてみました。正確な致死率を見るには死者一人一人の感染日を調べる必要がありますが、そんなことは出来ないので、簡易的に仮定を入れてやっているに違いありません。その方法を考えてみました。

 

下記は各波の感染者と死者を同じピーク値になるようにしたものです。これを見ると、死者は大体2週間遅れで同じ形をとるようです。

 

 

第五波から第八波もほぼ同じです。

 

 

ということは、今の日の死者を2週間前の感染者で割れば致死率になります。これなら毎日計算できます。ただ、日々のデータは日によって大きく変わりますので、変化が大きすぎます。こういう場合、統計では一週間の合計で計算し、それを毎日ずらしていく方法をとります。こうすれば変化を薄められ、かつ日々のデータも読み取れます。

この方法で計算してグラフ化したのが下記です。感染者と死者の生データは厚労省のサイトから入手できます。青い線が致死率です。ほぼイギリスと似たようなグラフが得られました。この方法では波と波の間は感染者、死者が少ないので正確性が薄れます。四角で囲った部分が各波で、意味のあるデータ部分です。四角の下の数字は収束後に合計で計算されたものです。ほぼ同じような値で、仮定はいれたもののほぼリアルタイムで率が把握できることがわかります。イギリスもこのやり方で計算したのだと思います。これから第五波から致死率が急減し、第六波からはインフルエンザ並の0.1%になっていることがわかります。また第六波の後半から致死率が急減しています。これはBA1からBA2という変異株に置き換わったためです。こういうことがリアルタイムでわかります。第八波で増加しているのは、医療混乱による偽コロナ死者だと思います。死因を調べたらわかるのですが、委員会は死者無視で何もしません。

 

 

 

イギリスでは規制は異常なものであり、早く解除するため精度は劣りますが、こういう簡易手法でリアルタイムで致死率をモニターしたのだと思います。彼らの真剣さが伺えます。一方日本では、専門家委員会は収束した後でも致死率は計算していないのです。致死率には触れずに、事態をできるだけ長引かそうとする意図が見えます。本当に自分らの利益しか考えない酷い委員会だったと思います。本当に異常な事態を早く終わらせようとする気があれば、私でも考えついたのですから、この方法を思いついた筈です。その気が全くなく、できるだけ長引かせて自分らの補助金を得ようとしたのが専門家委員会です。致死率を計算しない病気の分析などあり得ません。