椿の花、新しいランチボックス
今年はもっとブログをまめに書こうと思いつつ、なかなか思うようにいきません。寝込んだり、仕事を休んだりするほどではないけれど、気分がさえないのです。
年明け早々、父が家の中で転倒し、膝をぶつけたので
整形外科へ連れていかなければなりませんでした。骨に異常はなかったのですが「まだ痛い」といってデイサービスに行きたがりません。リハビリ専門の
デイサービスなので痛くないところだけでも専門家に動かしてもらいたいのですが…。
これは私の体調ですが、耳鼻科に行くと持病のアレルギー性鼻炎が
悪化していました。年末年始に掃除?らしきことをしてほこりっぽい環境に
いたのがいつもより多かったためか? それともスギ花粉が飛んでいるのか。いつも服用しているクラりチンに加えて抗生物質ももらいました。
あれから2週間、熱などはないものの、どうもすっきりしません。本日(1月29日)も耳鼻科に行って追加の処方をしてもらおうかとも思いましたが、
コロナ感染者が急増しているおりから、家で休養する方を選びました。
住んでいる集合住宅の裏手に白と濃いピンクの椿の樹があり、ときどき
観察しているのですが、寒すぎるのか、傷んでしまっている花ばかりで
なかなか写真に撮れそうなのが見つかりません。やっと一枚なんとか
撮りました。
使っていたランチボックスがさすがに古さが目立つようになったので、
新しく買いました。といっても100円ショップの品です。同じデザインで
色違いを一日おきに使います。
「Mサイズ」として売られていました。「これでM?なんか小さくない?」と
思いました。これまで使っていたものと並べてみるとあまり変わりません。
しかも裏側を見るとこれまでのものが450CCで、新しいものが550CCの
容量。新しい方が厚みがあるようです。
ともあれ、弁当をつめるのと食べるのが、今までよりちょっぴり楽しくなりました。疲れ気味なので弁当持参はお休みしてもいいようにも思うのですが、
今の勤務先近くに飲食店が少ないのと、毎朝、父のための昼食を用意して
出る必要があるので、自分だけ弁当を持たないことにしてもあまり楽に
ならないのです。お金が貯まるとも言えますが、ストレスもたまります(笑)
『まだらの紐』シャーロック・ホームズの冒険 (世界推理小説全集〈第2巻〉) より
コナン・ドイル作、延原謙訳 創元社 (1956年)
NHKBSプレミアムで水曜に放送されているジェレミー・ブレット版
ホームズを視ていて、原作を読みたくなってきました。
家にあるのがこの本、父が独身時代におそらくは当時住んでいた街の駅前の本屋で買ったものでしょう。定価190円です。手にとっただけで自分が生まれる前の時代を感じさせてくれます。
装丁は下記アマゾンの写真のものものですが、試し読みすると目次が手元にあるものとちがいます。おそらくはアマゾンのまちがいではないかと思われます。ちなみに装丁は花森安治。この『世界推理小説全集』もしも全巻揃っていたらいい値段がつくのだと聞いたことがあります。他にも家に何冊かありそうなので、見つけたら読んでみようと思います。
アマゾン
『まだらのひも』は私が初めて読んだホームズもの。おそらく小学館の雑誌
『小学四年生』?あたりに子供向けにリライトしたものが載っていたのです。
これをきっかけに図書館にあったホームズものを読み始めました。児童向けの雑誌に『まだらのひも』が載ったのは生さぬ仲の父が娘の結婚をじゃまするというシンデレラ風のあらすじがわかりやすく、部屋の仕掛け、南国産の毒蛇など子供の興味をひくようなものが登場するから。例えば『ボヘミアの醜聞』などはセレブの婚外恋愛のお話だから子供向けではありません。それから結末が悪人の魔の手から依頼人ヘレンが救われ、ミステリーとしてはハッピーエンドでもあります。ホームズシリーズには名探偵に相談したにも関わらず、悲劇が防げない、『オレンジの種五つ』のようなのもありますから。
1883年4月初めのある朝7時、ワトソンはホームズに起こされます。ヘレン・ストーナというひどくおびえた落ち着かない様子の女性が来ていたのです。30歳ほどなのに既に髪に白髪がある、それは彼女がつらい毎日を送っているから。
ヘレンとその双子の姉ジュリアの母はベンガル砲兵隊のストーナ少将の未亡人、夫の死後、インドで医師のロイロット博士と再婚。しかしロイロットは現地人の執事を怒りにまかせて死なせてしまうような今でいうDV男。内地に戻ってから母は鉄道事故死。ロイロットは故郷のストーク・モーランに戻っても路で出会った人と相手選ばず喧嘩、友達は漂泊のジプシーだけ、ヒョウとヒヒを飼って邸内に放し飼いというとんでもない暮らしぶり。
ヘレンの相談は結婚間近になって謎の死を遂げた双子の姉ジュリアのこと。ロイロットが母から預かり、二人の娘が結婚したら渡す約束の財産ほしさに殺したのではないか?
ヘレンが帰った後、ホームズたちの部屋にどなりこんできたロイロット。彼が悪人であることはまちがいありません。しかしいかにしてジュリアの命を奪ったのか?ジュリアが亡くなる前に妹に言った「ああ、怖い! ヘレン、紐よ、まだらの紐よ」の意味は? 犯人捜しよりも犯行の方法の謎と殺人を阻止する
冒険談。
ホームズとワトソンはウォータールー駅から鉄道でレザヘッドへそこから馬車でストークモーランへ。運よくロイロットの留守にヘレンの案内で邸内を調べ、鳴らない呼び鈴のひもや、隣の部屋に通じた妙な通風孔、床にくぎ付けにされたベッドなどに気づきます。近くの宿屋で夜を待ち、ヘレンの合図で邸内にしのびこんだ彼らが見たものは?
ハッピーエンドだと思っていたのですが、改めて大人版?を読んでみますと、冒頭に「ホームズと共同生活を始めて日が浅い頃の事件だが、当時、秘密にする約束をしたので未発表であった。約束した夫人が先月不時に死んだので真相を公表する」とあります。しかも「すぐる八年のあいだに」控えておいたノートに書いた事件、秘密にする約束をしたのはおそらくはこのお話のヒロイン、ヘレンでしょう。彼女は結婚後たった八年の間に亡くなってしまったのでしょうか。子供がいたのかどうかは書いてないけど、ストーナ家もロイロット家も絶えてしまい、結構陰影の深い物語。

ロイロットは当時イギリスの植民地だったインドでストーナ姉妹の母と出会い、ヒョウやらヒヒやら危ない動物たちとの縁?もそこでできたようです。ホームズの事件簿にはしばしば海外帰りの人物が登場し、事件の謎にもかの地の出来事や事物が関わります。他に『曲がった男』などもそうですが、この『まだらの紐』はいかにもイギリスらしい田舎の古い屋敷を舞台に外国から来た未知の恐怖が浮かび上がる、短編ながら味が濃く、心が別世界へ飛んでいくお話です。
今年のあなたの運勢は・・?暮れに見た不思議な夢
\2022年のあなたの運勢/
本当にじんわりあたたかい一年になるといいのですが…
「年上からモテる」というのは?十年前だったらよかったのですが(笑)。
「料理ブログを見るべし」…七草はフリーズドライの七草がゆの素をごはんに混ぜてみました。
なかなかにいい香り。
本日、9日、父を車椅子に乗せて初詣に行った神社に
松飾りをおさめてきました。
暮れに「新しいバッグを買おうかな」と思い、アマゾンでショルダーバッグを
いくつか検索していたら、
なぜか眠くなってきて…不思議な夢を見ました。
夢の中で家に洋服ダンスがあって…その家も洋服ダンスも現実とはちがうものなのですが、
その中にこれから買おうと思っていたバッグがいくつか入っていたのです。
それから母が生前着ていた服もぶらさがっていました。
「欲しいと思っているものは既に持っていますよ」というお告げなのでしょうか?
それとも買い物で気分をアップしたがっている心の表れなのでしょうか?
ちなみに本日、神社でひいたおみくじは「慎重に、
心静かに無理は禁物」というものでした。
あちらこちらの欲?を整理して、シンプルな生活を心がけた方が
いいようですね。
謹賀新年―今年もよろしくお願いいたします 家族で初詣
旧年中に私のブログを読んで下さった皆様に、心から御礼申し上げます。
今年はもっとまめにブログを更新したいと思います。
30日から年末年始のお休みに入りましたが、日頃の疲れがどっと出てしまったのか、なぜか妙に気持ちが落ち込みがちでした。何というのか、
考えてもしかたがないことが頭に浮かんでしまうのです。書道家の
篠田桃紅さんがテレビ番組で「考えったってしかたがないことは
考えないことにするの」とおっしゃっていましたが、この「考えないことにする」ためにもある種のエネルギーが要るようです。
本日3日、父と弟と近所の神社に初詣したら、ありがたいことに元気が出てきました。
2018年末に亡くなった母が生前、大量に折った鶴を絵馬と一緒に奉納。
破魔矢も買いました。昨年は父の脳梗塞があって大変だったので、
今年は楽しく過ごせますように。
この神社には母がこの季節に来るたびに喜んで眺めていたマンリョウが
あります。母は赤い実のなる樹が好きでした。
これも母が散歩の度に楽しんでいた公園のクロガネモチ(たぶん)。
水仙も咲いていました。この花の芳香で気持ちが上向いて来ました。
それから神社の境内にある大木の根っこに触れて、樹のパワーも得られたようです。
仕事は5日からです。しゃきしゃき働けますように。それから、昨年、父の入院がありましたから、確定申告もしなくちゃ…。
今年こそもっと書きたいブログ記事が書けますように。
ねこスリッパを買いました…我が家の猫自慢?
いささか子供っぽい趣味かとも思いますが、猫のルームシューズを買いました。家に三毛猫が二頭いるような気分です。
ついでですが…我が家の猫自慢…といいましてもペットを飼う金銭的、時間的余裕はございませんので猫グッズ自慢になりますが。
友人と長野県の戸隠を旅した時に買った手のひらサイズの座布団猫。
玄関の下駄箱の上に置いています。300円ほどのものでしたが、まるい眼と白黒の毛が猫のぬくもりを感じさせてくれます。
猫の靴下。これを買った猫グッズ専門店が今は閉店してしまっているので、
何だか貴重に思えてなかなか履けません。(笑)。いつまで持っていたってしょうがないので次に暖かくなったら履こうと思います。
弟がどこかから買ってきた貯金箱になっている招き猫。及び招き猫型の
アロマ線香たて。母が生前、これに線香をたてて煙がたつのを「聖火ランナーみたい」と面白がっていました。
今の集合住宅に引っ越してきたばかりのころ、いくらか精神が不安定になっていた私の心を和ませようと両親が買ってきた猫の七福神壁掛け。
最近、あまり眺めていませんでしたが時々おがむといいかもしれませんね。
今年は父が脳梗塞になったり、転んだり、私は職場の人間関係に悩むし…
来年はいくらかいいことありますように。
クリスマスの思い出教えて
クリスマスの思い出教えて
街のウインドーで子供の頃に持っていたのといくらか似たクマのぬいぐるみを見つけたので思わず写真を撮りました。
あれはまだ小学校にあがる前でした。我が家にサンタさんが来たのです。
うちは浄土宗でしかもお寺に住んでいたのに(笑)。
えんとつも暖炉もないのに…朝起きたら、枕元に包みがありました。それはぱっくり開くかばんのようなタイプのリカちゃんハウス。
外側は赤く、中はピンク色。たしか鏡がついていて、テラスやドア、床にあたる部分には絨毯が描かれていました。それはただの絵だとわかっていても
眺めているとドアを開ければ別の部屋に行けそうな気持ちがしたし、
窓の外には本当の庭があるように思えました。それから確か発砲スチロール?のような素材を緑に塗った椅子とテーブル?がついていたと思います。
小学校にあがってもこのリカちゃんハウスには飽きるということがなく、
ときどき見つめては「こんな家に本当に住めたらいいな」と想像をかきたてて
いました。
あれからもっと高額なものを親からも他の人からももらっております。
でも幼い頃のあのクリスマスの喜びは忘れることも色あせることも
ないから不思議です。
もちろんあのハウスは今はもう持っていません。復刻版が出ていると
聞いても欲しいとは思いません。再び入手したところで子供の頃から人生やり直せるわけではありませんから(笑)。
でも物がなくなってもあのハウスがくれた夢と幸せは消えないから不思議です。
クリスマスは自分より若い人たち、特に幼い子供たちのために祈るべき時なのですね。より多くの子供たちが、小さな私が味わったのと同じ喜びに
ひたれますように。
今年も上野駅中央改札前の巨大ツリーと動物たちに癒されています。
双子が生まれてパンダファミリーもよりにぎやかになりました。
我が家に巣蜜がやってきた
懸賞つき定期預金でグルメカタログが当たり、ハンガリー産のアカシア巣蜜を送ってもらいました。これまで巣蜜は、確かトルコだったか?海外旅行のホテルの朝食バイキングにあったのを食べた思い出はありますが、自分で買ったことがありませんでしたので。
普段より若干、上等な食パンを買ってのせてみました。
これもあまり普段は買わないブルガリアヨーグルトに。
とっても甘くておいしいです。ヨーグルトとの相性がいちばんいいように
思います。添付のしおりにはアイスクリームに添えてもいいとありますが、
それだと少し甘すぎるかも。
水平にして保存が必要とのことです。確かにちょっとゆらすと中の蜜が容器についてしまって、扱うと手や周りがべたべたするのでちょっと面倒。
密閉して保存すべきとのことですが、もともと入っていたパックから移すべきなのかしら?
それはあまりにも面倒なのでパックごと大きな密閉容器に入れました。
正しい保存方法なのかわかりませんが、とにかくべたべたするので、
早めに食べてしまおうと思っております。
巣蜜はとても体によいのだそうで、これで元気になって年の瀬を切り抜けられますように。
エンゼルパイで迎える?クリスマスと冬の花々
今年、仕事で必要があって60年代末から70年代のことを調べました。
そして森永のエンゼルパイが今年発売60周年になること、近年、
このお菓子があまり店頭では販売されていないとネットで知りました。
そう聞くと妙に気になってしまって「円谷英二展」を見た帰りに、
東京駅地下のお菓子ランドでバニラ味とクリープ味のミニサイズを買ってしまいました。バニラ味はおなじみのおいしさ、クリープ味はほんのりクリープの
味がします。
11月中旬、父が集合住宅の外階段で段差の上り下り練習中に転倒してしまいました。「むちうちになっているようだ」と頭と首の違和感を訴えますので、
脳外科と整形外科でMRIを撮るなど大騒ぎ。ちょっと眼を離すと転んでしまう
父…歩行者の免許を取り上げられつつあります(笑)。
整形外科の近くでかわいいミニシクラメンが咲いていました。
父の転倒騒ぎでバタバタしている間に、母が生前大好きだった近所の公園の
サザンカが見ごろを迎えていました。
公園の花壇で昔、鉢植えで育てたことがあるスノーボールも発見。
母が見たら、きっと「可愛い!」と言うでしょう。
かかりつけの耳鼻科近くのドラッグストアでエンゼルパイのいちご味を見つけたので買ってしまいました(笑)。
やはりいちご味はおいしいです。クリスマスと言ってもごちそうもケーキも
用意しませんが、エンゼルパイを味わいつつ、落ち着いた気持ちで年の瀬を
過ごしたいですね。
刑事コロンボ『パイルD3の壁』と『ホリスター将軍のコレクション』の補足?
ヨーロッパから三か月ぶりでロスに戻った富豪ウィリアムソンは年の離れた若い妻ジェニファーが建築家マーカムのニュータウン建設に出資していることにを知り、驚き怒り、マーカムの事務所と建築現場に怒鳴り込みます。後戻りできないマーカムはウィリアムソンの車に密かに忍び込み、殺害。
NHKサイト
https://www9.nhk.or.jp/kaigai/columbo/list/epi_9.html
アマゾン
実はこの『パイルD3の壁』は子供の頃に視た記憶がなく、ちゃんと視たのは成人してから。名作の一つに数えられ、人気投票でも上位に入っているのですが、個人的にはちょっと首をかしげています。コロンボにしては事件の解決に労力と経費をかけ過ぎだと思うのです。既に設置した7トンものパイル(建設中のビルの基礎工事に使う柱)の下に被害者の死体があるのではないかと疑い、あちらこちらの許可を得て掘り返すのです。この作業そのものが犯人へのわな?
遺体の発見がこのエピソードの焦点。犯人の建築家マーカムはウィリアムソンの命を奪っても死体が見つかるのは困るのです。ウィリアムソンの遺言で死後は財産は信託扱いとなり、マーカムに心酔している妻ジェニファーは年金を受け取れますが、ニュータウン建設には出資できなくなるからです。ウィリアムソンが死亡ではなく、失踪のままだとジェニファーは資産を自由にできるとのこと。この遺体の場所が「最後まで見ないとわからない謎」というのですが。
私の見るところ、ウィリアムソンの遺体を探し当てるのがさほど難しいとは思えません。帰国したウィリアムソンは事務所や現場でわめき散らした姿を多くの人に目撃されていますし、その後自分の牧場で騎手が持ち馬を走らせるのを眺めたりしています。建築現場を掘り返さなくてもこの日の足取りを丹念に調査すれば、死体を見つけられたのではないでしょうか。
そういえば…先日ブログに書いた『ホリスター将軍のコレクション』でもホリスターは被害者の遺体をコロンボが最初に訪問した時には隠しおおせます。本棚の裏が隠し扉になっていてそこに吊るしたのです。しかしその後、夜、船で海に捨てたので遺体は発見されてしまいます。射殺体が出たら、事件が起きたことは明白になってしまいます。遺体をもっと見つからない逆方向の山とかに埋めれば、被害者は不正行為がばれて逃亡中となり、
ヘレンの目撃も幻覚で片付けられたかも…。もしもシャーロック・ホームズだったら最初の訪問で遺体見つけるかも…と今、水曜夜放送のジェレミー・ブレット版『ホームズ』も視ているのでついつい思っちゃいます。
話を『パイルD3の壁』に戻しますと首をかしげつつも捨てがたいのは被害者の現在の妻と先妻の奇妙な愛の形。とりわけウィリアムソンの身に何かが起きたと察知し、捜査を依頼する先妻ゴールディが魅力的です。
マーカムは殺害後、ウィリアムソンのコートと旅行鞄を隠し、車を空港へ移動します。そのため、現在の妻ジェニファーは「帰国したけど急用ができてまたどこかへ行ってしまった」と思い、全く心配していません。ビジネスのため世界中を飛び回っている夫には珍しくないことだと思いこんでいます。
サスペンスやミステリーには年老いた金持ちと若く美しい妻のカップルがよく登場します。同じコロンボシリーズの『指輪の爪あと』の新聞王夫妻もそうです。しかし新聞王ケニカットに比べ、ウィリアムソンは品位に欠けます。帽子をかぶり、両手をポケットに突っ込んだままマーカムの秘書に暴言を浴びせるのです。いわゆる成金で高い教育を受けてないのでしょう。そんなウィリアムソンですが、ゴールディには別れた後もたっぷり御手当を与え、死後は遺産の25%を与える遺言。おかげでゴールディは優雅に暮らし、工事現場にも金色に光る朱色のノースリーブにスリットの入った赤いスカートとジャケットとファッションショーのようないでたちで登場。
今の妻には所在も知らせずに長期間留守にするのに、昔の妻には2,3日の旅でも必ず連絡、ゴールディも元夫がジェニファーに求めているのは若さだけで精神的なものは何もないと断言し、捜査が進まないとわかると夫と同じ血液型の自分の血をつけた帽子をジェニファーに発見させたりしています。22年も連れ添ったのだとか。そんなに愛しあっている二人がどうして別れたのか? 男はそんなに若い女がいいのか? それこそがこの事件の最大の謎に思えるのですが、ゴールディが東洋人の女性にマッサージさせながら言ったように「男と女の問題はなるようにしかならない」のでしょう。
”円谷英二展でまた失敗”―円谷英二展見ました
先週末、白いサザンカを見た後、国立映画アーカイブスの『生誕120年
円谷英二展』を鑑賞しました。星光子さんがブログにアップして下さらなければ知らないままであっただろう展示会です。
東京駅八重洲口から歩きました。この辺りへ来るのはずいぶん久しぶりで、?十年前に信州から上京した頃のようなおのぼりさん気分となって緊張。
円谷英二関連だけでなく、日本の映画の歴史の流れをたどった展示もふくめて入場料250円はとってもお得。展示物だけでなく、映像作品の動画が見られるモニターもあって見入ってしまいました。特別、映画を研究しているわけではない筆者ですが、題名だけで気持ちをそそられ、この映画観てみたいなという気持ちになります。
生家の写真と共に掲示された赤ん坊の英二を抱いた母のセイの写真。セイはとても美しい人です。晩年、カトリックの洗礼を受けた英二には、この写真が聖母像のように見えていたのではないでしょうか。
円谷英二の唯一の監督作品品として知られる『鳥追いお市』。伝記を読んだ時からどんなお話なのか知りたいと思っていました。放浪する貧しい女性の物語なのかな?と思っていたのですが、鳥追い女=歌いながら家々をめぐり、物乞いをする女芸人はヒロインの仮の姿。アクション時代劇とのことです。縞の着物に菅笠、三味線を抱えて柳の下に立つヒロインの表情は確かに身分卑しい女のものではありません。
新聞でも報道された新発見の映画『かぐや姫』の映像が7分間ほど大きなモニターで公開されていました。私たちがよく知っている竹取物語そのままではなく、「弱者が機知によって権力者に立ち向かう現世的なコメディとなっている」とのこと。改変されていることはこの映像を見ただけでわかります。竹取物語では帝も含めて地球人の男性を愛することのなかったかぐや姫ですが、この作品ではヒロインとその愛する青年が「♪おぼろ月夜の~」と歌いながら、川に浮かぶ小舟の上でしっかり寄り添っています。流れ星が竹藪に落ちて竹取の夫婦が幼いかぐや姫と出会うシーンの光、おそらくは龍の玉を取りに行こうとする船が嵐にもまれる場面などは今みても見ごたえのある特撮。音楽は筝曲家の宮城道雄。確かに琴のひびきが効果的に用いられていました。
以前にも見た英二に『ウルトラQ』に登場するM1号と海底原人ラゴンが「ぼくたちの将来はどうなるのでしょう?」と問いかける映像は何度みても面白いですね。これからもバルタン星人やダダがいろいろな人と話すシーンを制作してほしいです。ちなみに今年、NHKBSの放送でこのM1が登場する回が、恵まれない境遇の子供を描くハードなエピソードなのでずっしり来ました。このこともそのうちブログに書きたいですね。
帰りに東京駅地下の「東京キャラクターストリート」のウルトラマンワールドM78に立ち寄り、怪獣ビスケットを買いました。先日、父が家で転倒し、忙しい日に急に休んでしまったので、申し訳に同僚に配るために(笑)。


































