オニュに席を譲り、
テミンの隣の席に行くと彼は嬉しそうに笑った。
テミン『オニュヒョン寝ちゃった?』
『うん、凄く疲れてるみたいだね。』
テミン『ツアー中だからかな…みんな疲れてるけどww』
『テミン君は寝なくていいの?』
テミン『僕まだ若いもん♪』
そう言ってクスクスっと笑うと
イヤホンをつけて音楽を聴き始めた。
その間にあたしももう一度資料を読み直した。
資料を読み始めて15分もすると
あたしも眠気に襲われ始めた。
連日の睡眠不足がたたっているのは分かっているものの
ここで寝てしまっては、後からしんどいのがよく分かる。
資料で顔を隠し小さくあくびをした瞬間
テミン君が耳元でボソッとつぶやいた。
テミン『これつけて?』
手渡されたのは片方のイヤホンで
彼の方を見ると「早く」と言わんばかりにつけるの待っている。
渡されたイヤホンを耳につけると静かに曲が始まった。
何の曲か分からなくてじっと聴いていると
テミン君があたしの持っていた資料をパラパラとめくり
ライブのセトリが書いているページを開いた。
そしてある曲のタイトルをトントンと指で叩いた。
Kiss Kiss Kiss
テミン君のパートから始まり
メンバー全員の柔らかな歌声が心地よかった。
それに日本語の曲だった。
初めて聴くのに自然と耳に入ってくるというか
(この曲好きかも…)と思わせるほどだった。
テミン君に何か言おうと彼の方を向くと
凄く優しい顔をしてあたしを見ていた。
自分でも顔が赤くなるのが分かり思わず顔を背けた。