Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee -35ページ目

Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee

SuperjuniorとSHINeeの小説を書いています。
全てフィクションです。

オニュに席を譲り、

テミンの隣の席に行くと彼は嬉しそうに笑った。



テミン『オニュヒョン寝ちゃった?』



『うん、凄く疲れてるみたいだね。』



テミン『ツアー中だからかな…みんな疲れてるけどww』



『テミン君は寝なくていいの?』



テミン『僕まだ若いもん♪』



そう言ってクスクスっと笑うと

イヤホンをつけて音楽を聴き始めた。



その間にあたしももう一度資料を読み直した。








資料を読み始めて15分もすると

あたしも眠気に襲われ始めた。



連日の睡眠不足がたたっているのは分かっているものの

ここで寝てしまっては、後からしんどいのがよく分かる。



資料で顔を隠し小さくあくびをした瞬間

テミン君が耳元でボソッとつぶやいた。



テミン『これつけて?』



手渡されたのは片方のイヤホンで

彼の方を見ると「早く」と言わんばかりにつけるの待っている。



渡されたイヤホンを耳につけると静かに曲が始まった。








何の曲か分からなくてじっと聴いていると

テミン君があたしの持っていた資料をパラパラとめくり

ライブのセトリが書いているページを開いた。



そしてある曲のタイトルをトントンと指で叩いた。



Kiss Kiss Kiss



テミン君のパートから始まり

メンバー全員の柔らかな歌声が心地よかった。



それに日本語の曲だった。



初めて聴くのに自然と耳に入ってくるというか

(この曲好きかも…)と思わせるほどだった。



テミン君に何か言おうと彼の方を向くと

凄く優しい顔をしてあたしを見ていた。



自分でも顔が赤くなるのが分かり思わず顔を背けた。

今日は日本でのライブのために

午後イチの飛行機に乗る予定だ。



貰った資料を読んで流れは頭に入れたものの

初めての仕事内容に戸惑いは隠せない。








空港に着くと沢山のファンが待ち構えているので

触られたりしないように気をつけながら歩く。



写真もかなり撮られているけど

これは韓国では当たり前の光景なんだろう。



バズーカのようなカメラを構えている人たちがと沢山いる。



カメラを持っている人たちは

メンバー各々のペンカフェさんのマスターさんらしい。



普段からフードサポートやミュージカルなどのサポート、

誕生日にはプレゼントやケーキまで準備をしてくれたりと

彼らを支えてくれていると飛行機に乗り込んだあとにKeyが教えてくれた。



いわゆる私設ファンクラブ…?



(日本では考えられない…)








初めての体験ばかりで気後れしていたが

ふとした瞬間に視線を感じた。



その方向を見るとテミンと目が合った。



ニコッと笑う彼の笑顔はやっぱり可愛くて

思わずコッチまで笑ってしまう。








離陸して10分ほどするとオニュが

「ゆっくり寝たいから席を替わって欲しい」と頼んできた。



他のメンバーに代わってもらえばいいのにと確認すると

ジョンヒョンとミノはもう夢の中で、Keyもウトウトしていた。



起きているのはテミンだけでティッシュで何かを折って遊んでいる。



どうやら眠ろうとするとテミンに起こされるらしく

そんなオニュが可哀想で席を替わることにした。



あたしが席を立つとオニュは嬉しそうにブランケットに包まり

子どもみたいな顔をしてウトウトし始めた。

タンクトップにスウェット姿の彼は

体を起こしベッドに座って目をこすった。



『っ、あのっ…』



テミン『僕、覚えてるよ。

    あの日の月も。あの日のヌナの格好も。』



『…うそ…』



彼の言っている事が信じられなくて思わず口に出た。

その瞬間、彼はクスっと笑った。



テミン『…僕は覚えてる。』



昨日見たメンバーと一緒にいる時の末っ子のテミン君ではなく

誰が見てもドキッとするような顔をして、あたしを見た。



何も言えずにいると、急に顔が変わった。

色気を帯びた顔ではなく、末っ子のふにゃっとした笑顔になった。



テミン『ヌナありがと♪もお起きたから大丈夫♪』



そう言うと彼は一足先に部屋から出て行ってしまった。



頭の中がパニックだったがハッと我に返りリビングへ出ると

彼はKeyの用意したトーストにかじりついていた。








オニュ『どうぞ、カフェオレです^^』



メンバー達が準備をしている間

手持ち無沙汰でソファで待っているときの事だった。



準備を済ませたオニュは寝起きとは別人で

寝癖も直したサラサラの髪の毛で、私服も大人っぽかった。



その豹変振りに驚いて思わずじっと見つめてしまった。



オニュ『Keyがいれたんですけどね^^

     さっきはありがとうございました。テミナ寝起き悪いでしょ?』



オニュの言葉に、さっきの出来事が一気によみがえった。

ドキドキしてマグカップを持つ手に力が入る。



オニュ『どうかしました?』



『いえ!あの、そんなに寝起き悪くもなかったような…』



オニュ『へー…珍しい!ほぼ毎日赤ちゃんみたいにぐずるのにww』



テミン『ヒョン!余計な事言わないでっ!』



自分の部屋から顔を出したテミンは

まだ着替えてる途中で、上半身裸のままだった。



頬を膨らませて話すテミンは、

もうすっかり「SHINeeの末っ子テミン」だった。








あたしだって…覚えてる。



あの子が振り返った瞬間、

本当に天使がいるのかと思ったんだもん。



だけどこんな偶然ってあるのかな?

本当にあのコンビニで見かけた子がテミン君なのかな?



そうだとしたら…何ていう奇跡なんだろう。