Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee -28ページ目

Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee

SuperjuniorとSHINeeの小説を書いています。
全てフィクションです。

真剣なまなざしの彼と目が合う。



テミン『ヌナの気持ち、教えて。』



ああ、この人に嘘はつけない。

それにあたしも嘘をつきたくないと思ってる。



きっとこの気持ちを隠したところで、後できっと後悔する。



テミン『ヌナ?』



『あ、会いたかった…』



たった一言そう伝えると涙がとめどなく溢れた。

自分の気持ちに嘘をつかなくてもこの人は受け止めてくれる。



テミン『うん、だと思った^^』



そう言ってあたしの涙を拭って、優しく抱きしめてきた。



テミン『僕の勘違いじゃなくて良かった♪』








バニラの匂いがあたしをふわりと包む。



息がかかるほどの距離で

心臓の音が聞こえるんじゃないかと思った。



ふと顔を上げた彼があたしの顔を覗き込む。



触れるか触れないかのキスを落とす。



目が合うとにっこり笑ってためらいもなく言う。



テミン『ヌナ、好きだよ。』



あたしが驚いた顔をしたからか

ハハっと笑ってもう一度強く抱きしめた。



テミン『嘘じゃないよ?嘘だったらこんなとこまで来ない…』



自分を包んでくれている彼に腕を回す。

言葉にはならないけど、あたしも彼を抱きしめたい。









あたし、彼の事が好きなんだ。



彼があたしに言ったからなんかじゃない。

ごまかそうとしていた気持ちがあらわになった。



初めて会った日から、

きっとあの日コンビニで会った時から、



惹かれていたんだと思う。



だってあの時の笑顔が忘れられないから。



これから先ずっと一緒に居られるのかな?



正直不安は尽きないけど

君と一緒なら何とかなるんじゃないかって思えるよ?



違う国からあたしのところまで来てくれたんだもん。



あたしだってずっとあなたのそばに居たい。



テミン『ヌナ?』



『こ、ここで何してるの…?』



ここまで喋るので精一杯だった。

いるはずがない人がここにいるのだから。



テミン『ヌナを待ってた♪すれ違いにならなくて良かったあ。』



『いや、え?あの、そういう事じゃなくて!何で日本にいるの?』



テミン『今日台湾から着いたばかりだよ。明日ライブだから。』



『そう…なんだ。他のみんなは?』



テミン『抜け出してきたから…』



少しばつが悪そうに鼻を触る。

まゆげを下げて笑った。








その仕草が可愛くて思わず笑い返しそうになったが

この緊急事態にハッと気がついた。



『マネージャーに連絡しなきゃ!』



慌ててバッグから携帯を取り出すと

その手をテミンがしっかりと掴んで上に上げた。



テミン『ヌナは?』



『え?何?』



テミン『ヌナは僕に会いたくなかった?』



『何言ってんっ…!』



テミン『答えて。』



じっと見据えるようにあたしと視線を合わせてくる。

答えるまできっとこの手は離してもらえない。








あたしだって会いたかった。



そう言えたらどれだけ楽なんだろう。



隠さなきゃ、消してしまわなきゃって思っていたのに。

まさか彼の方から会いに来るだなんて思ってもいなかった。



色んな事が頭の中を駆け巡る。



言ってもいいの?

言ったらテミンはどうなるの?



言わない方がいいの?

でもこの気持ちはどうなるの?



テミンはアイドルなんだもん。

世界中の女の子が憧れる存在なんだよ?



あたしに「会いたかった」なんて言葉をくれるのは

きっと社交辞令みたいなものなんだよね?



自分に言い聞かせているのに、頬を涙が伝う。








まだ離してはもらえない手に力が入る。



今は…言うべきじゃない。



そう心に決めてテミンに声を掛けようとした瞬間

それを見据えてか彼が言葉を重ねてきた。



『会いたいなんてそんなk…』



テミン『隠さないで。』

今日は金曜日。



事務所のメンバーでの飲み会の予定だったけど

みんな仕事が立て込んでいて別の日に延期になった。



各言うあたしも残業組みの1人で

花金だと言うのに残業で帰れずに居た。



気が付くと社内にはあたし1人しか残っておらず

時計を見ると午前2時を回っていた。



電車もないしタクシーで帰るのも億劫なので

事務所からすぐのビジネスホテルに電話をし、空室があるか聞いた。



幸い部屋が取れたので、戸締りをして事務所を出た。








(あっつー…)



さすがに8月の頭になると

夜も更けようが外を歩くと汗が滲む。



(コンビニでお泊りセット買お…)



そう思ってコンビニへ向かおうとした瞬間

後ろから声を掛けられた。



?「すみません。」



「はい?」



話し掛けて来た人は20代前半?くらいの男性だった。

ポロシャツにスキニーパンツで若者って感じ。



?「あの…」



その声を聴いた瞬間、体に電気が走ったのが分かった。

聞き覚えのある声だ。



だけど、まさか…



?「○○事務所ってどこにありますか?」



「えっと、それうちの事務所です。何か?」



次の瞬間疑いは確信に変わった。








声を掛けてきた男性がサングラスを外したのだ。



テミン『ヌナ!』



開いた口がふさがらないってこの事だ。

ずっと会いたかった人が目の前にいる。



しかもここ日本にいるのだ。

そしてまさかの午前2時。



テミン『会いたかった^^』



驚きと嬉しさとが入り混じって何もいえないあたしに

テミンは相変わらずな屈託のない笑顔を向けた。