Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee -27ページ目

Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee

SuperjuniorとSHINeeの小説を書いています。
全てフィクションです。

原田「おはようございまーす!」



先輩の後に着いて会場に入ると

何度か見た事があるアーティストの顔が並ぶ。



原田「次、楽屋回るぞー。」



資料とノーパソと持ちきれないほどの荷物なのに

分刻みに動くため休む暇もなく目が回りそうだ。









コンコン。



原田「失礼しまーす。」



まず向かった先はSuperJuniorの楽屋だった。

そこには見慣れた顔があった。



ドンへ『あみ!』



白いスーツの衣装を着ていたドンへは

いつも以上に爽やかでかっこよかった。



そしていつものようにハグをしてくる。



『おはよ^^今日はよろしくお願いします。』



着替えやメイクをしていたほかのメンバー達も

後ろから続々と集まってきた。



ヒョクチェ『あみだ!久しぶりー!』



もう1人懐かしい人に声を掛けられた。

顔を見て驚いた。



『ヒョク!?そっか…同じグループだったんだ…』



ヒョクはドンへが留学中に何度か日本に遊びに来ていて

あたしも一緒に遊んだりしていた。



原田『知り合いなのか?』



ドンへ『高校時代の友達です^^』



ヒョクチェ『相変わらず小せえなkk』



『ほっといてwwww』








挨拶を済ませ楽屋を出る。



原田「まさかドンへと知り合いだったとはなー。」



「先輩の代わりに韓国に行った時に久々に会ったんです。

 高校卒業以来ですから、8年ぶり?ですかね…

 それに妹がイェソンオッパと婚約中なんです。」



原田「ええ!?イェソンの婚約者が日本人だとは聞いてたけど…

    まさか木之本の妹さんだとは…驚いたな。」



そう言いながら次の楽屋に向かおうとした時

前から歩いて来たスタッフに先輩が呼び止められた。


一歩下がって話が終わるのを待っていると

後ろから誰かに話しかけられた。

結局テミンと一緒にホテルへ行き

朝目が覚めた時には彼の姿はなかった。



枕元に「明日会おうね。」と一言だけ書かれたメモがあった。



(夢…だったのかな…)



いつのまにかいなくなった彼の姿と

昨日の出来事を思い出そうとすればするほど



全てが夢だったのではないかと思う。



いや夢であってくれた方が良かったと思いたいのかもしれない。



寝ながら泣いていたのか腫れた目を見てガッカリしたが

時計を見て慌てて身支度をした。








「おはようございまーす。」



こういうときフレックス制なのは助かる。

朝食も近くのカフェで済ませ会社に行った。



原田「木之本ー!」



「おはようございます、何か?」



原田「お前今日動けるか?」



「事務所で仕事する予定ですけど…」



自分のパソコンの電源を入れながら

昨日は置かれてなかった資料がある事に気がついた。



「原田さん…さすがにこれ以上は厳しいんですが…」



原田「今日は俺について来い。外出るぞ。」



結果、先輩の言う事に逆らえるはずがなく

言われるがままに先輩の車に乗り込んだ。








原田「その資料目を通しとけよ。分刻みのスケジュールだ。」



「いきなりですね…え?」



原田「久々の再会だろー?」



資料を1枚めくって驚いた。



仕事内容は簡単な通訳だが、K-POPのライブの通訳だった。

そして出演者の欄にSuperjuniorとSHINeeが書いてある。



原田「毎年やってるんだよ、忙しくなるぞー。」



「どうして当日に言うんですかあ(涙」



原田「悪い、俺も忙しくて忘れてたんだ…」



確かに先輩も昨日まで韓国で、夜大阪に着いたって言ってたっけ…



淡々と話す先輩を横目に、緊張して少し痛む胃を押さえる。

急いで資料に目を通すものの、なかなか頭に入って来ない。








その時ふと気がついた。



テミンの残していったメモ。

あれは知っていたからなのかな?



本当に顔を合わせるとなると、どうしたらいいんだろう…

彼の匂いに包まれて忘れていたが

日本と言えど真夜中といえどここは屋外だ。



『ダメじゃん!見られてるかも!』



慌てて彼から離れ辺りを見渡すと

テミンはしっかりとあたしの手を握っていた。



テミン『ヌナ?』



『何?ねえテミン君ホテルってどこなの?』



テミン『ヌナ!!』



突然大きな声を出した彼に驚いて顔を見た。









テミン『ヌナは?ヌナは僕の事が好き?』



『なっ、今はそんな事言っt、』



テミン『ヌナの気持ち聞いてないよ。』



確かにそうだ。



彼の気持ちは聞いたし、会いたかったとは言ったけど

あたしの気持ちは伝えてなかった。



テミン『言って。』



ここで言わないわけには行かない。

きっと隠しても無駄だ。









『好き。きっと初めて会った時から。』



彼の顔をそおっと見ると、驚いて目を見開いてる。

ふっくらとした唇が少し開いたまま閉じる気配はない。



『ね?だからとりあえず目立たない所に…』



そう言って携帯を彼の手からとろうとした瞬間

また彼の腕の中へと抱きしめられた。



テミン『ヌナ…ありがとう。僕ずっとヌナを守るよ?』








この言葉を彼の口から聞いた瞬間

胸の中の不安が少し軽くなったような気がした。



今はこれでもいいのかもしれない。



ただこれから先はそうも行かない。



きっと色んな弊害があって

一緒の時間を過ごす事さえも許されないかもしれない。



だけどその言葉だけで頑張れるね。



何よりも力になる言葉だよ。