…Key Side…
これはやばい事になった。
あの一件以来特に何もないのかと思っていたけど
明らかにテミナの様子が違いすぎる。
確かにヌナのことを「あみ」って呼んだ。
昨日の夜中にホテルを抜け出したのも
明け方に戻ってきたのもヌナの所に行っていたからなのかもしれない。
だって…戻って来たテミンからは女物の香水の匂いがしたから。
そしてその香水の匂いは
さっきヌナが楽屋に入ってきたときの匂いと同じだったから。
着替えとメイクを済ませ、ソファに座っていると
ジョンヒョニヒョンが話しかけてきた。
ジョンヒョン『眉間にシワ寄ってるぞー。』
Key『考え事してるんだよ。』
ジョンヒョン『テミナの事か?』
何のためらいもなく核心を突かれたので
言い返す言葉が見つからない。
ジョンヒョン『ヌナも大人だ。ほっとけ。』
すると後ろからミノも会話に入ってきた。
僕の方をポンと叩いてにっこり笑った。
ミノ『大丈夫、問題は…オニュヒョンかな。』
ふとオニュヒョンを見ると
僕より眉間にシワを寄せて怖い顔をしていた。
そしてテミナを見ると
特別普段と変わった様子はなく、少し眠たそうだ。
(何で僕が心配しなくちゃいけないの…)
この状況に少しうんざりしていながらも
ジョンヒョニヒョンとミノが気付いてくれていただけでも良かった。
何か会った時に僕だけが動かなきゃいけないのなら
それはそれで相当なストレスだ。
これからが…問題だ。