韓国に着くと真っ先に支社へ向かい
3ヶ月間お世話になるマンションへと案内してもらった。
ダラ『あたしもここに住んでるので何かあったら言ってくださいね^^』
韓国支社の担当者のダラちゃんは
あたしと同期で日本でも何度か一緒に仕事をしている。
『あいがとうございます^^』
ダラ『何か久々だよね!敬語使わなくていいよー^^』
サバサバした性格の彼女は
仕事もやり手で今婚約中らしい。
ダラ『とりあえず1時間後に事務所に戻るからねー』
ダラちゃんが部屋を出て行った後
もう一度部屋の中をぐるっと回って確認してみた。
小さいけどちゃんとキッチンもあるし
トイレとシャワーも別々のものだった。
リビングの隣に8畳ほどの一部屋が寝室だ。
テレビや机、ソファなんかは備え付けのものがあるし
ウォークインクローゼットもあるので収納には困らない。
食器や生活用品などは揃えなくちゃいけないけど。
ソファに座って携帯を確認するとすあからメールが入っていた。
『すあ:もう韓国に着いた?』
メールを打つのが億劫で電話をかける。
ただ何度目かのコールで留守電に繋がってしまった。
(テミン…どうしてるかな…)
韓国への出張が決まってからは
彼もあたしも忙しくほとんで連絡を取っていなかった。
メールをしても何時間もあとに「おやすみ」とか
必要最低限の事しか返事がないからだった。
分かっているはずなのに、理解しなくちゃいけないのに、
正直寂しさや不安は募るばかりで、自分からはなかなか連絡できなかった。
何度もメールの編集画面を開くが
今の気持ちを言葉にすると泣きそうになるので送るのをやめてしまう。
(気持ちを言わなければ良かった…)
こう思ってしまうのもあたしが弱いからなのかな。