カフェから10分も歩くとマンションに着いた。
オニュによると目の前の大きな道を歩けば
駅もすぐそこだし、立地としてはなかなか良いそうだ。
『ありがとう^^助かりました!』
オニュ『いえいえ^^ヌナに会えて良かった。』
そう言ってオニュから荷物を受け取る時
少しだけ手が触れた。
その時オニュにぎゅっと手を握られた。
驚いてオニュの顔を見ると
何だか悲しそうな顔をしていた。
『オニュ君?』
声を掛けるとハッと手を離し、いつもの笑顔に戻っていた。
オニュ『じゃまた^^』
オニュがいこうとした瞬間、ある事に気がつき声を掛けた。
『あのっ…』
オニュがくるりと振り返った。
『あたしが韓国にいること…誰にも言わないでくれる?
事情があって…すぐに分かるとは思うんだけど、あの…』
オニュ『うん^^ヌナがそういうなら誰にも言わないよ^^』
オニュは何かを察知したのか
何度もうなずいて手を振り行ってしまった。
部屋に入るとベッドに身を投げ出した。
どう言葉にしていいのか分からない罪悪感と
疲れが一気に押し寄せてくる。
自分の気持ちの整理がついていないだけなのに
オニュにまで共犯になるようなことをさせてしまっている。
(いつかバレるのに…)
テミンの事を考えるだけで涙が出てきた。
会いたくて声が聞きたくて仕方ないのに
電話もメールもしてはいけないって気持ちに囚われる。
もし今韓国にいるって言って驚かれたら?
会いたくないって言われたら…?
たった2週間会っていないだけだけど
あの日言ってくれた事は嘘じゃないよね?
あたしはあなたの彼女でいてもいいのかな?