珍しく渋滞に巻き込まれ時間を食ったが
無事に事務所に着き、かなりの量の資料を下ろす。
会議室に運ぶように言われ運んでいると
ダラちゃんがスタッフに呼び止められ話し始めた。
その間少しずつながらも駐車場と会議室を往復して資料を運んだ。
ただめまいが酷かった。
お昼に薬を飲めなかったのもあって
熱が完全に上がってしまっているのが分かる。
目の前がチカチカするのが嫌でも分かる。
(とりあえず終わるまでは…何とか持ちこたえなきゃ…)
まだスタッフと話をしているダラちゃんが
何度も往復するあたしを見て申し訳なそうにしている。
「気にしないで^^」とジェスチャーで伝えると
「ごめん」と手を挙げてまたスタッフと話し込んでしまった。
最後の資料の山を抱えた瞬間、大きなめまいがあたしを襲った。
(これ運んだらちょっと休ませて貰お…)
駐車場から会議室へ向かうのに歩いていると
後ろから他のスタッフに呼ばれた。
スタッフ『木之本さーん!それだけコッチ貰っていいすか!?』
『はーいっ』
そう返事をして資料を持ったまま振り返ると
前が見えなくて後ろにいた人にぶつかってしまった。
『きゃっ、すみませんっ』
後ろにいた男性は落ちそうになる資料を
ぱっと倒れないように支えてくれた。
『ありがとうございまs…』
ふと顔を上げて驚いた。
そこに居たのはテミンだったのだ。
テミンもかなり驚いた表情であたしを見ていた。
『あ、あの、…』
スタッフ『行けますかー?』
2人の間に沈黙が流れたが
スタッフの言葉に気付いたあたしはその場を離れた。
その後テミン達もマネージャーに呼ばれて移動したようだった。