1時間後、ダラちゃんの運転する車に乗り、
事務所へ向かった。
誰かに会うかも知れないという心配は心配のままで終わった。
特に変わったこともなく挨拶を済ませ、
ダラちゃんと別れ、歩いて街に出た。
とりあえず必要な食品や雑貨を買い
夕食はマンション近くのカフェで済ます事にした。
レジで注文してお金を払おうとした瞬間
後ろから『会計一緒で。』と言う声が聞こえた。
驚いて振り返ると、何とそこにいたのはオニュだった。
『えっ、な、え?』
オニュ『ヌナ、静かに^^』
さっさとレジを済ませ、商品を受け取って
あまり人目につかない奥のほうの席に着いた。
驚いて立ち尽くすあたしの頼んだものと
自分の頼んだものを手際よく分けてテーブルに置いた。
オニュ『ヌナ?』
『な、何でここにいるの?』
オニュ『それは僕のセリフ。来たなら連絡して欲しかったな。』
ふくれっつらをして怒っているような素振りを見せるが
相変わらず笑った顔は可愛くて、少し短くなった髪の毛が爽やかだった。
オニュ『とりあえず座ってねww』
あたしをソファ席に座るように促して
自分はアイスココアを飲んだ。