Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee -12ページ目

Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee

SuperjuniorとSHINeeの小説を書いています。
全てフィクションです。

…テミン Side…



あの日から3日間、熱が下がらず寝込んでいた。

風邪をこじらせたのと、疲れが溜まっていたのが原因だろう。



寝込んでいる間も、一日に何度も彼女から電話が入っていた。



だけど僕は出なかった。



ヒョン達も気にしてくれてはいたけど

「体調が悪いから」と言って、その話題を避けていた。









そしてようやく熱も下がり、レコーディングを再開する事になった。



来週また日本でライブがあるので

前回やり残した部分のレコーディングをするのだ。



移動する車の中で資料に目を通すと

アシスタントと言う部分に、「原田・木之本」と書かれていた。



あの日以来連絡を取っていないので複雑な気持ちだが

仕事だと自分に言い聞かせてスタジオに入った。









スタジオに入ると神経が高ぶるのが分かった。

レコーディングの日はいつもこうだ。



打ち合わせをしていると、ドアをノックする音が聞こえた。



ガチャリとドアが開く。



原田『おはようございまーす。』



入ってきたのは原田さんだった。

相変わらずつられて笑ってしまうような笑顔だった。



?『おはようございます。』



そう言って原田さんの後ろから入ってきたのは

頭の隅から離れなかった、あの背が高い男性だった。



初めてまじまじと見たが、年齢はそこそこ若そうだった。










原田『今日はよろしくお願い致します^^』



オニュ『こちらこそよろしくお願い致します^^』



key『あの、木之本さんってヌナじゃなかったんですか?』



メンバー全員が気になっていた事をKeyヒョンが口にした。

「ヌナ」って言葉を聞くだけで、心臓がチクリと痛んだ。



原田『ああ、木之本違いだよ。挨拶して。』



原田さんがそう言って、あの男性の背中を押した。

…テミン Side…



気にしないようにしていても

どうしてもあの2人を目で追ってしまっていた。



他の関係者も沢山いる中で、

必要以上の話をするのは危険だった。



原田『お久しぶりです!お疲れ様でした!』



原田さんが席まで来てくれたときには

ダラさんとあみ、そしてあの背の高い男性も一緒だった。



ダラ『次もぜひ一緒にお仕事させてくださいね^^』



オニュ『こちらこそありがとうございました、本当に助けて貰ってばっかりで…』



あみ『いつでもお力になれるよう努力します^^』



次の瞬間、あみと目が合い、彼女は僕を見て微笑んだが

僕はどうしていいか分からず、目を逸らしてしまった。



原田『それでこっちが…』



原田さんがあみの隣にいるあの男性を紹介しようとした瞬間

僕達はスタッフに呼ばれてしまい、その場を後にした。



オニュ『すみません、また後で』










その後も会場内では話す時間などはなく

どんどん熱が上がっていくのが分かった。



Key『テミナ、そろそろ帰ろう。』



そう言ってKeyヒョンが話しかけてくれた時には

もう何も考えられないほど、頭がボーっとしていた。



ヒョン達に支えられて会場を後にする。



ロビーから駐車場へ移動する時、入り口付近であみの姿が見えた。

あの背の高い男性と一緒にいた。



ヒョン達に支えられながら歩いている僕を見て

驚いている表情をしているのは遠くからでも分かる。



ただそれも数秒の事で、後ろからあいつに呼ばれて

僕達の事を気にしながらも会場内へと戻って行った。









宿舎に戻り、水を飲んでベッドに倒れこむと

体が異常に重くて、寝返りを打つ事さえもつらかった。



ねえ、あいつは誰なの?



僕といるときに見せない表情になるのはなぜ?



色んな思いが頭の中を駆け巡り

胸が締め付けられるような気持ちになった。



携帯が鳴っている。



彼女からの着信だった。



僕はずるい。



風邪のせいにして、熱のせいにして、

彼女からの電話に出なかった。

…テミン Side…



レコーディングスタジオに向かっている間に

あみからメールと電話が何回か掛かって来ていた。



気付いてはいたものの熱があるのと

レコーディング前で気が高ぶっているので



冷静に話せる気がしなくて、返事はしなかった。



ジョンヒョニヒョンにもたれてうつらうつらしていると

あっという間にスタジオに着いてしまった。









準備の整ったものからスタジオに入り

レコーディングを進めて行った。



またすぐに日本でのライブの時に歌う曲だった。



ただ終盤まで差し掛かった時

日本語の発音に不安が残る部分があり、見送りになった。



外に出るともう陽は落ち始めていた。



オニュ『テミナ、とりあえず顔だけだして早めに切り上げよう^^』



薬を飲んでも下がらない僕の熱を心配して

オニュヒョンが声を掛けてくれた。



ミノ『無理するなよ。』



こうやって声を掛けてくれるヒョンがいるのは頼もしい。









打ち上げ会場に着くと、もうすでに沢山のアーティストと

スタッフが集まって、盛り上がっていた。



関係者に挨拶をして席に着くが

座ったと途端に体がグラつくのが分かる。



椅子に体重を預けて座るものの、食欲は一切なく、

Keyヒョンが渡してくれた、ペットボトルの水を飲むので精一杯だった。



会場内を見渡しても、あみの姿はない。



少しホッとしたような変な感覚になったが

電話もメールも返していなかったことを思い出した。



(メール…しとかなきゃダメだよな…)



そう思い少し体を起こした瞬間、目に入った。









予感は的中だった。



以前からお世話になっているあみの会社の

原田さんとダラさんが入り口から入ってくるのが見えた。



Key『ヌナ達来たんじゃない?』



予想通り、その2人の後から会場に入ってきた。



あの背の高い男性と一緒に。