…テミン Side…
気にしないようにしていても
どうしてもあの2人を目で追ってしまっていた。
他の関係者も沢山いる中で、
必要以上の話をするのは危険だった。
原田『お久しぶりです!お疲れ様でした!』
原田さんが席まで来てくれたときには
ダラさんとあみ、そしてあの背の高い男性も一緒だった。
ダラ『次もぜひ一緒にお仕事させてくださいね^^』
オニュ『こちらこそありがとうございました、本当に助けて貰ってばっかりで…』
あみ『いつでもお力になれるよう努力します^^』
次の瞬間、あみと目が合い、彼女は僕を見て微笑んだが
僕はどうしていいか分からず、目を逸らしてしまった。
原田『それでこっちが…』
原田さんがあみの隣にいるあの男性を紹介しようとした瞬間
僕達はスタッフに呼ばれてしまい、その場を後にした。
オニュ『すみません、また後で』
その後も会場内では話す時間などはなく
どんどん熱が上がっていくのが分かった。
Key『テミナ、そろそろ帰ろう。』
そう言ってKeyヒョンが話しかけてくれた時には
もう何も考えられないほど、頭がボーっとしていた。
ヒョン達に支えられて会場を後にする。
ロビーから駐車場へ移動する時、入り口付近であみの姿が見えた。
あの背の高い男性と一緒にいた。
ヒョン達に支えられながら歩いている僕を見て
驚いている表情をしているのは遠くからでも分かる。
ただそれも数秒の事で、後ろからあいつに呼ばれて
僕達の事を気にしながらも会場内へと戻って行った。
宿舎に戻り、水を飲んでベッドに倒れこむと
体が異常に重くて、寝返りを打つ事さえもつらかった。
ねえ、あいつは誰なの?
僕といるときに見せない表情になるのはなぜ?
色んな思いが頭の中を駆け巡り
胸が締め付けられるような気持ちになった。
携帯が鳴っている。
彼女からの着信だった。
僕はずるい。
風邪のせいにして、熱のせいにして、
彼女からの電話に出なかった。