…あみ Side…
目的地に着き、ゆっくりとドアを開けた。
母『あら、来てくれたの?』
『うん^^具合どう?』
母『やっと1人で歩けるようになったわ^^』
一昨日、母が持病で倒れたと連絡が来た。
数年に一度こうやって入院するのだが
父1人では看病も大変だろうと言う事であたしが帰国した。
陸が研修で韓国にいる間はすあの家に住む事になっていたので
まだ融通の利くあたしが、父と交代で看病する事にしたのだ。
母『陸は…大丈夫かしら…』
『大丈夫、すあが一緒だもん。』
母『そう…自分からは連絡してこないから…』
少し話すとまだつらそうな表情を見せる。
布団を掛けなおし、横になるよう促した。
『今は何も気にしないで、早く元気にならなくちゃ^^』
そう言って母がまた眠るまでそばに居た。
母の眠っている顔を見て安心した。
学生の頃から自分の意思を尊重してくれる両親だったが
母がこうやって入院するたびに、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
特にこの仕事を始めてからは
両親の事を気遣う事さえも出来なかったような気がする。
(テミナ、どうしてるかな…)
少し不安だった。
避けられているのだと感じているし、
今は近くにいられないし、ましてや住む国まで違う。
だけどどこかで心は決まっていた。